今夏、大幅なロスター改編に動いたロサンゼルス・レイカーズ。レブロン・ジェームズや八村塁といった主力がチームを離れ、ルカ・ドンチッチを中心とした新体制へ移行するなか、コリン・セクストン、クエンティン・グライムズ、サンドロ・マムケラシュビリ、ウォーカー・ケスラーらを獲得した。
ドンチッチとオースティン・リーブス以外の主力をほぼ入れ替え、新たなスタートを切ったレイカーズだが、気になる指摘も出ている。『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト氏はポッドキャスト『The Hoop Collective』で、レイカーズが今オフに結んだ契約について、「すべて1年長い」と指摘した。
その理由を説明するうえで、ポイントになるのが「エクスパイング契約」だ。
「エクスパイング契約」とは、そのシーズン終了後に契約満了を迎え、翌シーズンの契約が残らない選手の契約を指す。トレードの際にはサラリーを合わせるための材料として使いやすく、シーズン途中の補強を考えるチームにとっては、比較的扱いやすい契約とされている。
ウィンドホースト氏は、2023年にレイカーズと4年間の延長契約を結んだジャレッド・ヴァンダービルトを例に次のように語った。
「もしヴァンダービルトにプレーヤーオプションがなければ、彼は1200万ドルのエクスパイング契約だった。それなら何かに活用できる」
ただ、ヴァンダービルトには2027-28シーズンのプレーヤーオプションがあるため、来季もチームに残留する可能性がある。もし今季限りの契約であれば、レイカーズはシーズン途中のトレードでより動かしやすい“1200万ドルの契約”を持っていたことになる。
オフに2年契約で加入したセクストンも同様だ。今季の年俸は937万ドルで、来季契約にはプレーヤーオプションが付いている。ウィンドホースト氏は、もし1年契約であれば、ヴァンダービルトと合わせて約2100万ドルのエクスパイング契約になっていたと指摘した。
さらに、今夏に獲得したケスラー(4年1億3000万ドル)、グライムズ(4年6000万ドル)、マムケラシュビリ(4年5200万ドル)もプレーヤーオプション付きの契約だ。
ただ、ウィンドホースト氏も、彼らを獲得する際には他球団との争奪戦があり、レイカーズが契約条件を良くする必要があった可能性を認めている。一方で同氏が「むしろ長くしてほしかった」と考えているのが、ドンチッチとの契約だ。
「今年契約した選手は全員、契約が1年長すぎる。唯一、もっと長くしてほしかったのはルカだ。彼こそ契約を長くしたかった選手なのに、少し短い契約になった」
ドンチッチは今回、2年+1年の契約を結んでおり、来夏から契約延長の対象となる。ウィンドホースト氏からすれば、脇を固める選手たちの契約は長めなのに対し、中心選手のドンチッチは短めで、“契約のちぐはぐさ”があるという。
また、レイカーズは2031年と33年の1巡目指名権をすでに放出しており、28年と30年に関してもケスラーのサイン&トレードの際にジャズへスワップ権を与えている。それだけに、シーズン途中に大型補強へ動く場合、選択肢は決して多くないのが現状だ。
ドンチッチを中心とした新生レイカーズは、まずは新戦力がどこまでフィットするかが注目される。ただ、チームが思うような結果を残せなかった場合、シーズン途中にどう動くのか。その時、今夏に結んだ契約の“1年”が足かせになるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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その理由を説明するうえで、ポイントになるのが「エクスパイング契約」だ。
「エクスパイング契約」とは、そのシーズン終了後に契約満了を迎え、翌シーズンの契約が残らない選手の契約を指す。トレードの際にはサラリーを合わせるための材料として使いやすく、シーズン途中の補強を考えるチームにとっては、比較的扱いやすい契約とされている。
ウィンドホースト氏は、2023年にレイカーズと4年間の延長契約を結んだジャレッド・ヴァンダービルトを例に次のように語った。
「もしヴァンダービルトにプレーヤーオプションがなければ、彼は1200万ドルのエクスパイング契約だった。それなら何かに活用できる」
ただ、ヴァンダービルトには2027-28シーズンのプレーヤーオプションがあるため、来季もチームに残留する可能性がある。もし今季限りの契約であれば、レイカーズはシーズン途中のトレードでより動かしやすい“1200万ドルの契約”を持っていたことになる。
オフに2年契約で加入したセクストンも同様だ。今季の年俸は937万ドルで、来季契約にはプレーヤーオプションが付いている。ウィンドホースト氏は、もし1年契約であれば、ヴァンダービルトと合わせて約2100万ドルのエクスパイング契約になっていたと指摘した。
さらに、今夏に獲得したケスラー(4年1億3000万ドル)、グライムズ(4年6000万ドル)、マムケラシュビリ(4年5200万ドル)もプレーヤーオプション付きの契約だ。
ただ、ウィンドホースト氏も、彼らを獲得する際には他球団との争奪戦があり、レイカーズが契約条件を良くする必要があった可能性を認めている。一方で同氏が「むしろ長くしてほしかった」と考えているのが、ドンチッチとの契約だ。
「今年契約した選手は全員、契約が1年長すぎる。唯一、もっと長くしてほしかったのはルカだ。彼こそ契約を長くしたかった選手なのに、少し短い契約になった」
ドンチッチは今回、2年+1年の契約を結んでおり、来夏から契約延長の対象となる。ウィンドホースト氏からすれば、脇を固める選手たちの契約は長めなのに対し、中心選手のドンチッチは短めで、“契約のちぐはぐさ”があるという。
また、レイカーズは2031年と33年の1巡目指名権をすでに放出しており、28年と30年に関してもケスラーのサイン&トレードの際にジャズへスワップ権を与えている。それだけに、シーズン途中に大型補強へ動く場合、選択肢は決して多くないのが現状だ。
ドンチッチを中心とした新生レイカーズは、まずは新戦力がどこまでフィットするかが注目される。ただ、チームが思うような結果を残せなかった場合、シーズン途中にどう動くのか。その時、今夏に結んだ契約の“1年”が足かせになるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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