現地時間10月22日、ラッセル・ウエストブルック(元オクラホマシティ・サンダーほか)のインタビュー映像が、現地のテレビ番組『Good Morning America』に公開された。
今年8月12日に現役引退を表明したウエストブルックは、故郷カリフォルニア州のロサンゼルスで開催される2028年のオリンピックで聖火ランナーになることを目標に掲げ、セカンドキャリアをスタートさせている。
ラストシーズンとなった昨季はサクラメント・キングスで64試合に出場し、平均15.2点、5.4リバウンド、6.7アシスト、1.30スティールを残し、37歳ながら十分に戦力になれることを示していた。
にもかかわらず、コートを去ったのはなぜなのか。そのワケをこのように語った。
「(引退は)タイミングの問題だったんだ。18シーズンをフルにプレーし、バスケットボールへすべてを捧げてきた。毎試合、最高のレベルで競い合ってきた。コートへ足を踏み入れたら、それが最後の試合であるかのようにプレーしてきたんだ。そこでもうこれ以上、バスケットボールに貢献できることはないと思ったのさ」
常に全力でプレーし、チームを勝利へ導くために戦ってきたウエストブルック。無尽蔵のスタミナと超人的な身体能力を持ち、強烈なダンクや目の覚めるようなパスなどいくつものハイライトシーンを残してきた。
長いプロキャリアの中では批判も浴びてきたが、チームが変わって1番手の座から外れ、スターターからベンチスタートへ降格しようとも、彼は常に“ラッセル・ウエストブルック”であり続けた。
「コートへ出て、みんなが頼ってくれる存在でいることが、俺にとってとても重要だった。ショットがすべて決まるわけじゃないし、パスも全部正しいとは限らない。ミスすることだってある。でも俺にとって、エナジーと努力、それに集中力は決して手を抜くことができないものなんだ」とウエストブルックは振り返る。
2017年のMVP受賞をはじめ、オールスターとオールNBAチームに各9度選出、得点王2度、アシスト王を3度獲得。NBA75周年記念チームにも名を連ねたほか、通算トリプルダブル数は209回で歴代トップを誇り、近い将来のバスケットボール殿堂入りが約束されている。
その一方、サンダー時代の2012年を最後にNBAファイナルへ舞い戻ることができず、優勝の味を知ることなくキャリアに終止符を打つことに。ただ、ウエストブルック自身はそれ以上のものを後世に遺したと自負している。
「確かに、スポーツ界ではレガシー(遺産、功績)という言葉がよく使われる。それはチャンピオンシップやトロフィーといったものがベースになっている。ただし、俺は正反対の考えを持っている。レガシーとは、与えられた立場や機会をどのようにして活かし、どれだけの人たちへ影響を及ぼして、インスピレーションを与えられたかだと思っている」
全身からあふれる闘争心を前面に出し、数々の印象的なプレーで観衆を魅了したウエストブルック。それは30代後半になろうと変わることなく、常にエネルギッシュなスタイルを崩さずキャリアを駆け抜けた。
レガシーの概念は人によって異なるが、稀代のアスレティックガードがバスケットボール界において、絶大なインパクトを残したことは間違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】シャック、アイバーソン、コビー、レブロン、カリー、ヨキッチ…2000年以降のMVPを受賞当時の写真で一挙振り返り!
今年8月12日に現役引退を表明したウエストブルックは、故郷カリフォルニア州のロサンゼルスで開催される2028年のオリンピックで聖火ランナーになることを目標に掲げ、セカンドキャリアをスタートさせている。
ラストシーズンとなった昨季はサクラメント・キングスで64試合に出場し、平均15.2点、5.4リバウンド、6.7アシスト、1.30スティールを残し、37歳ながら十分に戦力になれることを示していた。
にもかかわらず、コートを去ったのはなぜなのか。そのワケをこのように語った。
「(引退は)タイミングの問題だったんだ。18シーズンをフルにプレーし、バスケットボールへすべてを捧げてきた。毎試合、最高のレベルで競い合ってきた。コートへ足を踏み入れたら、それが最後の試合であるかのようにプレーしてきたんだ。そこでもうこれ以上、バスケットボールに貢献できることはないと思ったのさ」
常に全力でプレーし、チームを勝利へ導くために戦ってきたウエストブルック。無尽蔵のスタミナと超人的な身体能力を持ち、強烈なダンクや目の覚めるようなパスなどいくつものハイライトシーンを残してきた。
長いプロキャリアの中では批判も浴びてきたが、チームが変わって1番手の座から外れ、スターターからベンチスタートへ降格しようとも、彼は常に“ラッセル・ウエストブルック”であり続けた。
「コートへ出て、みんなが頼ってくれる存在でいることが、俺にとってとても重要だった。ショットがすべて決まるわけじゃないし、パスも全部正しいとは限らない。ミスすることだってある。でも俺にとって、エナジーと努力、それに集中力は決して手を抜くことができないものなんだ」とウエストブルックは振り返る。
2017年のMVP受賞をはじめ、オールスターとオールNBAチームに各9度選出、得点王2度、アシスト王を3度獲得。NBA75周年記念チームにも名を連ねたほか、通算トリプルダブル数は209回で歴代トップを誇り、近い将来のバスケットボール殿堂入りが約束されている。
その一方、サンダー時代の2012年を最後にNBAファイナルへ舞い戻ることができず、優勝の味を知ることなくキャリアに終止符を打つことに。ただ、ウエストブルック自身はそれ以上のものを後世に遺したと自負している。
「確かに、スポーツ界ではレガシー(遺産、功績)という言葉がよく使われる。それはチャンピオンシップやトロフィーといったものがベースになっている。ただし、俺は正反対の考えを持っている。レガシーとは、与えられた立場や機会をどのようにして活かし、どれだけの人たちへ影響を及ぼして、インスピレーションを与えられたかだと思っている」
全身からあふれる闘争心を前面に出し、数々の印象的なプレーで観衆を魅了したウエストブルック。それは30代後半になろうと変わることなく、常にエネルギッシュなスタイルを崩さずキャリアを駆け抜けた。
レガシーの概念は人によって異なるが、稀代のアスレティックガードがバスケットボール界において、絶大なインパクトを残したことは間違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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