1月26日(日本時間27日、日付は以下同)にヘリコプター墜落事故によってこの世を去ったコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)は、言わずと知れたNBAのスーパースターだ。
キャリア20シーズンすべてをレイカーズに捧げた男は、5度の優勝に2度のファイナルMVPに輝いたほか、オールスターには18回、オールNBAチームに15回、オールディフェンシブチームにも12回選ばれるなど、攻守両面においてリーグ屈指の実力者として君臨した。
通算3万3643得点は、カリーム・アブドゥル・ジャバー、カール・マローン、レブロン・ジェームズに次ぐ歴代4位。研ぎ澄まされたムーブの数々と多彩なフットワークから、あらゆる方法で得点を積み重ねた“ブラックマンバ”は、史上最高のスコアラーの1人として後世に語り継がれるに違いない。
もっとも、2012-13シーズン終盤にアキレス腱を断裂後は、肩のケガなど数々の故障に悩まされたこともあり、45%前後を記録していたフィールドゴール成功率が徐々にダウン。最後の2シーズンはいずれも38%未満に終わっており、それまで憎たらしいほどにリングをくぐり抜けてきたショットの決定率は目に見えて落ちていた。
だがそれでも、コビーという稀代の点取り屋とマッチアップする側の選手は大変だったようだ。3月30日に公開された『ESPN』のインタビューで、ダニー・グリーン(レイカーズ)は「彼のムーブというのは本当に効果的だったんだ」と振り返り、こう続けた。
「彼をガードする選手たちはすごく緊張していた。だから彼が繰り出すすべてのムーブに対して反応してしまうんだ。特に彼は、若いヤツらが自分のショットをブロックしてやろうと思っていることを熟知していたから、ポンプフェイクを有効に使っていたね」
自身が若手時代にマイケル・ジョーダンらトッププレーヤーに挑んでいたように、晩年は若手の壁となり、挑戦を楽しんでいたコビー。前述のように数々の功績を残した一方で、キャリア20シーズンのうち、6シーズンでフィールドゴール失敗数のリーグワーストに立ち、通算FG失敗数1万4481本は歴代最多。つまり、NBA史上最もシュートをミスしてきた選手でもある。
キャリア20シーズンすべてをレイカーズに捧げた男は、5度の優勝に2度のファイナルMVPに輝いたほか、オールスターには18回、オールNBAチームに15回、オールディフェンシブチームにも12回選ばれるなど、攻守両面においてリーグ屈指の実力者として君臨した。
通算3万3643得点は、カリーム・アブドゥル・ジャバー、カール・マローン、レブロン・ジェームズに次ぐ歴代4位。研ぎ澄まされたムーブの数々と多彩なフットワークから、あらゆる方法で得点を積み重ねた“ブラックマンバ”は、史上最高のスコアラーの1人として後世に語り継がれるに違いない。
もっとも、2012-13シーズン終盤にアキレス腱を断裂後は、肩のケガなど数々の故障に悩まされたこともあり、45%前後を記録していたフィールドゴール成功率が徐々にダウン。最後の2シーズンはいずれも38%未満に終わっており、それまで憎たらしいほどにリングをくぐり抜けてきたショットの決定率は目に見えて落ちていた。
だがそれでも、コビーという稀代の点取り屋とマッチアップする側の選手は大変だったようだ。3月30日に公開された『ESPN』のインタビューで、ダニー・グリーン(レイカーズ)は「彼のムーブというのは本当に効果的だったんだ」と振り返り、こう続けた。
「彼をガードする選手たちはすごく緊張していた。だから彼が繰り出すすべてのムーブに対して反応してしまうんだ。特に彼は、若いヤツらが自分のショットをブロックしてやろうと思っていることを熟知していたから、ポンプフェイクを有効に使っていたね」
自身が若手時代にマイケル・ジョーダンらトッププレーヤーに挑んでいたように、晩年は若手の壁となり、挑戦を楽しんでいたコビー。前述のように数々の功績を残した一方で、キャリア20シーズンのうち、6シーズンでフィールドゴール失敗数のリーグワーストに立ち、通算FG失敗数1万4481本は歴代最多。つまり、NBA史上最もシュートをミスしてきた選手でもある。