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NBA

王朝再建を期すウォリアーズが今年のドラフトでジョージア大の1年生ガード、アンソニー・エドワーズをターゲットに

ダンクシュート編集部

2020.04.04

爆発的な身体能力と優れた得点力を誇るエドワーズは、ウォリアーズをはじめ多くのチームが獲得を熱望する逸材だ。(C)Getty Images

爆発的な身体能力と優れた得点力を誇るエドワーズは、ウォリアーズをはじめ多くのチームが獲得を熱望する逸材だ。(C)Getty Images

 新型コロナウイルスの影響により、レギュラーシーズンの中断を余儀なくされているNBA。いまだ再開の目処は立っておらず、プレーオフ、ドラフトなどの各種イベントのスケジュールにも大きな影響を及ぼすことは間違いない。

 そんななか、中断時点でリーグ最下位に沈んでいるゴールデンステイト・ウォリアーズが、今オフのドラフトで1位指名権を手にした場合、ジョージア大のアンソニー・エドワーズを指名する可能性が高いと、地元紙『San Francisco Chronicle』が報じた。

 ドラフト指名権は例年、5月に行なわれるドラフトロッタリー(抽選)によって決定する。同年のプレーオフ出場を逃した14チームが参加し、レギュラーシーズン最下位を含む下位3チームが一律14%の確率で全体1位指名権を獲得できる。仮にこのまま今季が終了となった場合、最下位のウォリアーズ(15勝50敗)をはじめ、クリーブランド・キャバリアーズ(19勝46敗)、ミネソタ・ティンバーウルブズ(19勝45敗)の3チームが最も高い確率で1位指名権を得られるというわけだ。
 
 ウォリアーズが獲得候補に挙げるエドワーズは、アメリカ・ジョージア州アトランタ出身、196cmのシューティングガード。カレッジデビューとなった今季は32試合に出場し、平均19.1点(フィールドゴール成功率40.2%、3ポイント成功率29.4%、フリースロー成功率77.2%)、5.2リバウンド、2.8アシストを記録。爆発的な身体能力を武器に1年生ながらチームのエースとして活躍し、サウスイースタン・カンファレンスの新人王に選出された。

 ジョージア大の指揮官、トム・クリーンHCはかつてマーケット大でドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)、インディアナ大でヴィクター・オラディポ(インディアナ・ペイサーズ)を育てた名将で、エドワーズもまた、この2人のオールスターの系譜を継ぐスコアリングガードとして将来を嘱望されている。

 ウォリアーズには、ステフィン・カリー&クレイ・トンプソンというリーグ屈指のバックコートが君臨しているが、18歳のエドワーズを獲得できれば、じっくりと育成しつつ、徐々に世代交代を推し進めることもできるだろう。エドワーズ以外にも、今季途中までメンフィス大に在籍していた216cmのジェームズ・ワイズマンや、オーストラリアリーグで一足先にプロデビューを果たしたラメロ・ボールら有望株がひしめくなか、ウォリアーズは1位指名権を獲得することができるのか。そしてその暁には誰を指名するのか。王朝再建を期すチームの決断に注目したい。

構成●ダンクシュート編集部

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