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ネッツが来季の新HC候補をピックアップ!選手、指揮官として在籍経験のあるレジェンドOBキッドの名前も

ダンクシュート編集部

2020.04.25

ネッツの新指揮官候補に、選手、HCとして在籍経験のあるキッドの名が挙がっている。(C)Getty Images

 シーズンが中断した3月11日(日本時間12日、日付は以下同)の時点で、イースタン・カンファレンス7位(30勝34敗)につけていたブルックリン・ネッツ。42勝40敗と勝ち越した昨季に比べれば苦戦しているとはいえ、それはオフに獲得したケビン・デュラント、カイリー・アービングの両スーパースターが戦列に揃わないからであり、短期間でネッツを低迷から救い上げたケニー・アトキンソン・ヘッドコーチ(HC)を同月7日に解任したことは、驚きを持って報じられた。

 そのため、現在はジャック・ヴォーンが暫定HCを務めているものの、今季終了後には新たな指揮官を探す必要がある。数名が名を連ねている候補リストのなかには、かつて選手、HCとしてネッツに在籍し、現在はロサンゼルス・レイカーズのアシスタントコーチ(AC)を務めているジェイソン・キッドの名前も挙がっている。

 キッドは2001年から2007-08シーズン途中まで選手としてネッツでプレーし、2002、03年にはチームを球団史上初のファイナルに導く原動力に。そして2013年の現役引退と同時に、今度はHCとして古巣に帰還した。

 当時のチームにはデロン・ウィリアムズ、ジョー・ジョンソン、ポール・ピアース、ケビン・ガーネットらネームバリューのある選手が揃っていたが、うまく機能せずシーズン成績は44勝38敗、プレーオフではイースト準決勝で敗退。結果を残せないまま1年で見切りをつけられ、トレードという形でバックスの指揮官に就任した。
 
 しかし、新天地でも「ブレイク候補チーム」と毎年のように評されていたバックスを浮上させられず、2017-18シーズン途中で解雇。ただ、当時スターへの階段を駆け上がり始めていたヤニス・アデトクンボからは「選手キャリアを知って驚いた」と尊敬され、キッド解雇を知らされた際にはフロントに抗議したほどの信頼関係を構築することができた。歴代最高クラスのポイントガードとして活躍したキャリアを持つキッドなら、同じくスター街道を歩むデュラントとアービングからもリスペクトを勝ち取れるだろう。

 そのほかの新指揮官候補として、ネッツはタロン・ルー(現ロサンゼルス・クリッパーズAC)、マーク・ジャクソン(元ゴールデンステイト・ウォリアーズHC)、ジェフ・ヴァン・ガンディ(元ニューヨーク・ニックスHCほか)、マイク・ブラウン(現ウォリアーズAC)トム・シボドー(元シカゴ・ブルズHCほか)、そして暫定HCのヴォーンをピックアップ。しかしジャクソンやヴァン・ガンディ、シボドーは、同じく新指揮官を探しているニューヨーク・ニックスも熱視線を送っている。同州に本拠地を構えるライバル球団との争いを制し、チームを正しい方向へと導けるHCを選定できるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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