今から16年前、2004年のNBAファイナルは、ロサンゼルス・レイカーズとデトロイト・ピストンズが対戦した。下馬評では「レイカーズが圧倒的に有利」と複数の現地メディアが報じていた。
「相手のユニフォームの後ろに刺繍されている名前を見てみろよ。そう、彼らは俺たちをスウィープすべきだったのさ。本当にそう思うね」
4月29日(日本時間30日、日付は以下同)、『ESPN』の"Hoop Streams"に出演した当時のピストンズに所属していたチャンシー・ビラップスがそう明かしたように、レイカーズには大物が揃っていた。
シャックことシャキール・オニール、コビー・ブライアント、カール・マローン、ゲイリー・ペイトンと、将来の殿堂入り選手が4人も所属していたことに加え、控えには経験豊富なリック・フォックスとブライヨン・ラッセル、堅実なデレック・フィッシャーなどがおり、名将フィル・ジャクソン・ヘッドコーチ(HC)がチームを束ねていた。
ところが予想に反して、結果はピストンズが4勝1敗でレイカーズを圧倒。シリーズ平均21.0点、5.2アシスト、フィールドゴール50.9%(29/57)、3ポイント47.1%(8/17)をマークしたビラップスがファイナルMVPを獲得した。
レイカーズではシャックが平均26.6点、10.8リバウンドを残したものの、コビーはテイショーン・プリンスのディフェンスに苦しみ、平均22.6点、フィールドゴール成功率は38.1%(43/113)と不発。マローンとペイトンも精彩を欠き、2人で平均9.2点に終わった。
一方のピストンズは、リチャード・ハミルトンが平均21.4点、ラシード・ウォーレスが平均13.0点、7.8リバウンド、1.6ブロック、ベン・ウォーレスが平均10.8点、13.6リバウンド、1.8スティール、プリンスが平均10.0点、6.8リバウンドと、バランスの取れたオフェンスを展開。
ディフェンスではシャック相手にベンとエルデン・キャンベルが多くの場面を1対1で対応し、ラシードをはじめとするフロントコートの選手たちがカバー。さらにバックコートやウイングの選手たちの活躍を許さなかった。
「スキルや経験で劣っていようが、誰でも格上の相手を打ち負かすことはできるんだ。俺たちのスタイルはレギュラーシーズンで対戦した時点でも(レイカーズを)上回っていたのさ」とビラップスは回想する。
「相手のユニフォームの後ろに刺繍されている名前を見てみろよ。そう、彼らは俺たちをスウィープすべきだったのさ。本当にそう思うね」
4月29日(日本時間30日、日付は以下同)、『ESPN』の"Hoop Streams"に出演した当時のピストンズに所属していたチャンシー・ビラップスがそう明かしたように、レイカーズには大物が揃っていた。
シャックことシャキール・オニール、コビー・ブライアント、カール・マローン、ゲイリー・ペイトンと、将来の殿堂入り選手が4人も所属していたことに加え、控えには経験豊富なリック・フォックスとブライヨン・ラッセル、堅実なデレック・フィッシャーなどがおり、名将フィル・ジャクソン・ヘッドコーチ(HC)がチームを束ねていた。
ところが予想に反して、結果はピストンズが4勝1敗でレイカーズを圧倒。シリーズ平均21.0点、5.2アシスト、フィールドゴール50.9%(29/57)、3ポイント47.1%(8/17)をマークしたビラップスがファイナルMVPを獲得した。
レイカーズではシャックが平均26.6点、10.8リバウンドを残したものの、コビーはテイショーン・プリンスのディフェンスに苦しみ、平均22.6点、フィールドゴール成功率は38.1%(43/113)と不発。マローンとペイトンも精彩を欠き、2人で平均9.2点に終わった。
一方のピストンズは、リチャード・ハミルトンが平均21.4点、ラシード・ウォーレスが平均13.0点、7.8リバウンド、1.6ブロック、ベン・ウォーレスが平均10.8点、13.6リバウンド、1.8スティール、プリンスが平均10.0点、6.8リバウンドと、バランスの取れたオフェンスを展開。
ディフェンスではシャック相手にベンとエルデン・キャンベルが多くの場面を1対1で対応し、ラシードをはじめとするフロントコートの選手たちがカバー。さらにバックコートやウイングの選手たちの活躍を許さなかった。
「スキルや経験で劣っていようが、誰でも格上の相手を打ち負かすことはできるんだ。俺たちのスタイルはレギュラーシーズンで対戦した時点でも(レイカーズを)上回っていたのさ」とビラップスは回想する。