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NBA

"バスケ以外の競技"は神様ジョーダンだけじゃない!野球に挑戦した“二刀流”プレーヤーたち

ダンクシュート編集部

2020.05.20

ジョーダンは94年にシカゴ・ホワイトソックス傘下のAAマイナーチーム、バーミンガム・バロンズに入団。127試合で打率.202、3HRの成績を残した。(C)Getty Images

ジョーダンは94年にシカゴ・ホワイトソックス傘下のAAマイナーチーム、バーミンガム・バロンズに入団。127試合で打率.202、3HRの成績を残した。(C)Getty Images

 4月から放送がスタートし、先日最終章を迎えた1997-98シーズンのシカゴ・ブルズを追った『ザ・ラストダンス』。日本でも大きな話題を呼んだドキュメンタリーには、マイケル・ジョーダンが1993年に現役を引退し、MLBに挑戦するエピソードが収録されていたが、NBAではジョーダン以外にも野球選手としてプレーした選手がいた。ここでは“二刀流”プレーヤーを紹介しよう。

◆   ◆   ◆   ◆

ダニー・エインジ
幼少期からスポーツ万能で、高校時代にバスケット、野球、アメフトでオールアメリカンに選出された実績を持つ。1977年のドラフトでトロント・ブルージェイズから指名されると、79年にはメジャーに昇格し、87試合に出場した。野球選手としては3年間で打率.220、37打点、2HRの成績を残した。NBAでは81年のドラフト2巡目31位でボストン・セルティックスに指名。2年目からローテーション入りを果たし、ラリー・バードやケビン・マクヘイルのサポート役として、84、86年の優勝に貢献している。88年にはキャリアで唯一となるオールスターに出場。現在は古巣セルティックスでGMを務めている。

スコット・バレル
MLBとNBAのドラフトで1巡目指名を受けた初のアメリカ人選手。1989年にシアトル・マリナーズから指名を受けるが、入団せずにコネティカット大へ進学。しかし、カレッジバスケがオフの間はマイナーリーグでピッチャーを務め、14試合で防御率3.71の成績を残した(MLBでの試合出場はなし)。NBAでは93年のドラフト1巡目20位でシャーロット・ホーネッツに入団。201㎝のフォワードはキャリア5年目の97年にブルズへ移籍し、スコッティ・ピッペンの控えとして優勝を経験している。
 
マーク・ヘンドリクソン
アレン・アイバーソン、コビー・ブライアント、スティーブ・ナッシュ、レイ・アレンなど、のちのオールスター選手を10人も輩出した96年ドラフトの2巡目31位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ入団する。206cmのレフティーは4年間プレーするも、114試合で平均3.3点、2.8リバウンドと目立った結果を残せず野球選手に転身。2002年にブルージェイズでデビューを果たし、翌年には同球団の投手としては初の本塁打を放った。その後はタンパベイ・デビルレイズ、ロサンゼルス・ドジャースなど4球団でプレー。通算成績は58勝74敗、防御率5.03だった。


パット・カナトン
ノートルダム大在学時の2014年にボルティモア・オリオールズからドラフト指名され、ピッチャーとしてマイナーリーグでプレー。最高球速は154km/hを誇ったが、シーズンオフにカレッジでバスケットに打ちこんだところ、チームをNCAAトーナメントでベスト8に導く活躍を見せ、15年のNBAドラフト2巡目41位でブルックリン・ネッツから指名を受けた。身体能力の高さが売りで、今年のスラム・ダンクコンテストに出場している。

 そのほか、両競技で優勝を経験(MLBミルウォーキー(現アトランタ)・ブレーブス:57年、NBAセルティックス:59~61年)したジーン・コンリー、70年代にニューヨーク・ニックスで先発を務め、2度の優勝を勝ち取ったデイブ・デバッシャー(62-63:シカゴ・ホワイトソックス)ら、計12人がMLBとNBAの両リーグでのプレーを経験している。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】NBAの頂点に君臨するバスケットボールの“神様”マイケル・ジョーダン特集
 
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