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バスケW杯

“NBAの先輩”たちに力の差を見せつけられた八村「チームを助けられる選手になりたい」と改めて決意

ダンクシュート編集部

2019.09.06

NBAの前哨戦とも言える一戦で課題を露呈した八村。豪快なダンクで見せ場は作ったが、試合後は落胆を隠せなかった。(C)Getty Images

NBAの前哨戦とも言える一戦で課題を露呈した八村。豪快なダンクで見せ場は作ったが、試合後は落胆を隠せなかった。(C)Getty Images

FIBAワールドカップ・1次ラウンド/9月5日(木)
日本 45-98 アメリカ

 中国・上海で行なわれたワールドカップ1次ラウンド最終戦、日本は世界ランキング1位のアメリカと対戦し45-98で敗れた。エースとして期待された八村塁は試合を通じて精彩を欠き、わずか4得点と不発。試合後に行なわれたフラッシュインタビューで、47年ぶりとなったバスケ大国との一戦を振り返った。

「チーム全員が、ディフェンスもオフェンスもどれだけ大事かというのがわかった。前からの課題だったリバウンドをもっとしっかりやらなければいけないことを改めて実感した」

 初戦から2連敗を喫して迎えたアメリカとの大一番。自身もチームも大会が始まる前からこの日を待ち望んでいたが、世界との差をいやというほど見せつけられる結果となった。特に、前の2試合でいずれもチーム最多得点をあげていた八村の不振は大きな痛手に。本人も「こういう結果になってしまったが…」とショックを隠せなかった。
 序盤から攻守で相手のプレッシャーに屈し、前半はまさかの無得点。“NBAの先輩”たちに仕事をさせてもらえず、選手としての完成度の差や経験不足を露呈した。

 それでも第3クォーターには、昨季NBAのブロック王に輝いたマイルズ・ターナー越しに豪快なワンハンドダンクを決めて見せた。課題と可能性の両方を示したあとで、今後に待ち受けるNBAシーズンついて聞かれると、「どういうシーズンになるかわからないが、オフェンスやディフェンス、リバウンドも含め、チームを助けられる選手になりたい」と改めて決意を語った。

 これで1次ラウンドは3戦全敗となったが、「僕らもオフェンス、ディフェンスの両方でやれた部分はあった。これからの日本バスケのために何か掴めたんじゃないかと思う」という言葉通り、この一戦が今後に向けての大きな教訓となるのは間違いない。残り2試合の順位決定ラウンドに向けて、「1勝できるように頑張ります」と再び前を向いた。

文●ダンクシュート編集部
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