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NBA

クリッパーズの大黒柱レナードが決意表明!「どんな状況であろうと優勝を勝ち取りにいく」

秋山裕之

2020.07.14

昨季のレナードは加入1年目でラプターズ優勝に導き、ファイナルMVPに輝いた。今季加入したクリッパーズでもその再現を狙う。(C)Getty Images

昨季のレナードは加入1年目でラプターズ優勝に導き、ファイナルMVPに輝いた。今季加入したクリッパーズでもその再現を狙う。(C)Getty Images

 7月13日(日本時間14日、日付は以下同)、ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードがフロリダ州オーランドの“バブル”(リーグによって隔離された空間)と称される開催地でチームと合流した。

 約4か月間にも渡った自粛期間についてメディアから聞かれたレナードは、こう切り返している。

「4か月間はどうだったかって? 俺としてはいい感じだね。ワークアウトもできたから、より強靭になったと思う。この瞬間のために準備している。今日は俺にとって最初の練習だから、ワクワクしてるよ」

 クリッパーズは8日にオーランドへ乗り込んだものの、レナードは家庭の事情で、10日夜にオーランドへ到着。その後滞在するホテルの部屋で隔離を終え、3月以来初のチーム練習へ参加した。

 レナードはヒザのコンディションを保つべく、ロードマネジメント(選手の疲労管理)として昨秋のトレーニングキャンプを欠場。2連戦が組まれた日程では2試合目を欠場してきた。今月末から幕を開けるシーディングゲーム(順位決定戦)の8試合のスケジュールでも、8月8日、9日に2連戦があるため、チームは9日の試合でレナードを欠場させるかもしれない。
 
 クリッパーズのドック・リバース・ヘッドコーチは今後のレナードについて「まだどうなるかは分からない。最も大事なのは、カワイが健康体だということ。ただ、最初の8試合とプレーオフに向けて、我々が彼を起用し続けたくないというわけじゃないんだ。このことについてはスマートにならなきゃいけないね」と話している。

 第二幕へ参戦する22チームは、今後チーム練習を重ねてスクリメージ(練習試合)を3試合行ない、シーディングゲームをこなしていくのだが、レナードは「3か月もオフがあって、トレーニングキャンプをして何度か練習するんだから、プレシーズンゲームのようなもの」と表現し、こう続けた。

「それが俺の考えだ。でも皆が知ってるように、ポストシーズンへ臨む過程で、8試合しかない。といっても、準備していくうえでは同じスケジュールという感覚だろうね」

 レナードは今季、ここまで51試合に出場していずれもチームトップの平均26.9点、7.3リバウンド、5.0アシスト、1.8スティールを記録。得点とアシストはキャリアハイで、リバウンドも昨季と並んで自己最高という好成績を残している。
 

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