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NBA

セルティックスのテイタムが12年ぶりの覇権奪還に自信「俺たちの意識は優勝へ向いている」

秋山裕之

2020.07.12

テイタムはルーキー時代のプレーオフで平均18.5点をあげた。自身3度目の大舞台では、チームを“新たなステージ”に導けるか。(C)Getty Images

テイタムはルーキー時代のプレーオフで平均18.5点をあげた。自身3度目の大舞台では、チームを“新たなステージ”に導けるか。(C)Getty Images

 7月11日(日本時間12日、日付は以下同)、ワークアウトを終えたジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)が記者たちとの「Zoom」会見に臨んだ。

 現時点でイースタン・カンファレンス3位の43勝21敗(勝率67.2%)に位置するセルティックスは、テイタムのほかにもケンバ・ウォーカーやジェイレン・ブラウン、マーカス・スマート、ゴードン・ヘイワードといった好タレントを擁している。

 だが、今季の優勝候補として挙がるのは、イースト首位のミルウォーキー・バックスやウエスト1位のロサンゼルス・レイカーズで、セルティックスを推す識者は少ない。

 だがテイタムは「(このチームには)持つべきメンタリティがあると思う」と切り出し、「俺は高校、大学(デューク大)、セルティックスに加入してからというもの、3位という順位で満足することはなかった」とコメント。

 セルティックスが見据えるのは12年ぶり、フランチャイズ史上18度目のNBAチャンピオンであり、テイタムは今季のチームにそのチャンスがあると見ているようだ。
 
「俺はいつもそう思ってきた。それこそ俺たちがプレーする理由だからね。俺たちの意識は優勝に向いているし、現実的にチャンスがあると思っている。このチームにはタレントがいるし、経験も、選手層の厚さもある。ここ数年、多くの選手たちがいろんなことを経験してきた。それぞれが責任を負っているし、互いのことを信頼している。時計がゼロになるまで戦い続けてみせるさ」

 キャリア9年目のベテランで、今季からセルティックスでプレーするエネス・カンターも「大事なのはこのチームの選手たちが健康体かどうかということ。今の段階で言えば、皆が健康体で、ベストシェイプで臨もうとしている。セルティックスなら、どのチームでも倒せると思っている」と自信を見せた。

 シーズン中断前の時点で、セルティックスは東西のトップ2(イースト:バックス、トロント・ラプターズ、ウエスト:レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ)相手に勝利を収めている。さらに勝率5割を上回るチーム相手にも14勝13敗で勝ち越しており、イーストの覇権争いに参戦してくる可能性は十分ある。
 

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