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NBA

オラディポも「別に驚かない」と“賞賛”。ペイサーズのTJ・ウォーレンがキャリアハイ53得点を奪いシクサーズを粉砕

秋山裕之

2020.08.03

ウォーレンはキャリアハイの53得点を叩き出し、ペイサーズを勝利に導いた。(C)Getty Images

ウォーレンはキャリアハイの53得点を叩き出し、ペイサーズを勝利に導いた。(C)Getty Images

 8月1日(日本時間2日、日付は以下同)、シーズン中断前は39勝26敗で同率に並んでいたインディアナ・ペイサーズとフィラデルフィア・セブンティシクサーズが、ビザ・アスレティック・センターで行なわれたシーディングゲーム(順位決定戦)初戦で激突。白熱の展開となったこのゲームを、ペイサーズが127-121で制した。

 シクサーズは大黒柱のジョエル・エンビードが大暴れ。シェイク・ミルトンと試合中に口論する場面も見られたものの、ドマンタス・サボニスを欠くペイサーズの守備陣をことごとく蹴散らし、41得点(フィールドゴール成功率65.2%、フリースロー成功率83.3%)、21リバウンド、4アシスト、3ブロックと、ペイントエリアを完全に制圧した。
 
 ただ、この日の主役TJ・ウォーレンの前に、その活躍も霞んでしまう。キャリア6年目を迎えた26歳のスモールフォワードは、40分37秒のプレータイムでフィールドゴール成功率69.0%(20/29)、3ポイント成功率75.0%(9/12)、フリースロー成功率100.0%(4/4)とシュートが大当たり。7月31日のダラス・マーベリックス戦でジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)が叩き出した49得点を上回り、第二幕におけるリーグ最多、かつキャリアハイの53得点を奪ってみせた。

 これまで50点超えどころか40点超えも記録したことがなかったウォーレンだったが、この日はレイアップやジャンパーを着実に放り込み、キャッチ&シュートやステップバックでも長距離砲を連発。3点差で迎えた終盤にはトップ・オブ・ザ・キー付近からこの日9本目の3ポイントをねじ込み、追いすがるシクサーズに引導を渡した。

 ペイサーズはサボニスに加え、ガードのマルコム・ブログドンも欠場。主力を2人も欠いた状況下で、ウォーレンの超絶パフォーマンスが貴重な勝利をもたらしたと言っていい。

「TJ・ウォーレンという男を知っているなら、彼が得点を取ることを知ってるはずさ。俺は別に驚いたりはしていない。俺たちはただ、絶好調の男にボールを集めただけ。だって彼は乗りに乗っていたからね」
 

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