今季のNBAは、ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンが史上8人目となる3年連続得点王の偉業を成し遂げた。2018年に30.4点、2019年が36.1点、そして今季は34.3点というハイアベレージでの個人タイトルとなったが、バスケットボール殿堂入りを果たしているシャキール・オニール(以下シャック)は、自分なら“平均60点”だと豪語している。
シャックと言えば、1992年のドラフト1巡目1位指名でオーランド・マジック入りし、いきなり平均23.4点、13.9リバウンドをあげて新人王に輝いた怪物センター。ルーキー時代は120kg台だった体重も、1996年にロサンゼルス・レイカーズへ移籍後は最大147kgまで増し、マッチアップ相手を蹴散らす圧巻の破壊力を見せた。
2000年代前半のシャックはまさにアンストッパブルで、毎試合20点はゆうにクリア。相手チームはわざとファウルを仕掛けて苦手なフリースロー(キャリア通算52.7%)を打たせる“ハック・ア・シャック”という戦法を採るほどだった。
歴代10位のキャリア通算2万8596得点、同23位の平均23.6点を誇った一方で、通算3ポイント成功数はわずか1本(試投数22本/成功率4.5%)。インサイド特化型のパワーセンターだっただけに、よりスピーディーでポジションレス化が進む現代でプレーした場合、ペース&スペースのオフェンススタイルにはフィットしないとの声も少なくない。しかし、シャックは『NBA on TNT』でこの世論を真っ向から一蹴している。
「今の時代でプレーしたかった。平均60得点はいっただろうな」
平均60点超えは突拍子もない主張のように聞こえるが、シャックの中では少なからず根拠があるようだ。今年に入ってのインタビューでは、2004-05シーズンから禁止されたハンドチェックを踏まえた主張を展開している。
「選手がソフトというわけじゃないが、ゲームはソフトになっている。今のNBAでは(ゴール下で)ハードにファウルができない。俺の得点はもっと増えるだろう。俺のマッチアップ相手はジャンパーを打てるが、ジャンパーは脚への負担が大きいことを忘れちゃいけない。第3クォーター、第4クォーターになったら、俺に対して足がついてこなくなるだろう」
シャックと言えば、1992年のドラフト1巡目1位指名でオーランド・マジック入りし、いきなり平均23.4点、13.9リバウンドをあげて新人王に輝いた怪物センター。ルーキー時代は120kg台だった体重も、1996年にロサンゼルス・レイカーズへ移籍後は最大147kgまで増し、マッチアップ相手を蹴散らす圧巻の破壊力を見せた。
2000年代前半のシャックはまさにアンストッパブルで、毎試合20点はゆうにクリア。相手チームはわざとファウルを仕掛けて苦手なフリースロー(キャリア通算52.7%)を打たせる“ハック・ア・シャック”という戦法を採るほどだった。
歴代10位のキャリア通算2万8596得点、同23位の平均23.6点を誇った一方で、通算3ポイント成功数はわずか1本(試投数22本/成功率4.5%)。インサイド特化型のパワーセンターだっただけに、よりスピーディーでポジションレス化が進む現代でプレーした場合、ペース&スペースのオフェンススタイルにはフィットしないとの声も少なくない。しかし、シャックは『NBA on TNT』でこの世論を真っ向から一蹴している。
「今の時代でプレーしたかった。平均60得点はいっただろうな」
平均60点超えは突拍子もない主張のように聞こえるが、シャックの中では少なからず根拠があるようだ。今年に入ってのインタビューでは、2004-05シーズンから禁止されたハンドチェックを踏まえた主張を展開している。
「選手がソフトというわけじゃないが、ゲームはソフトになっている。今のNBAでは(ゴール下で)ハードにファウルができない。俺の得点はもっと増えるだろう。俺のマッチアップ相手はジャンパーを打てるが、ジャンパーは脚への負担が大きいことを忘れちゃいけない。第3クォーター、第4クォーターになったら、俺に対して足がついてこなくなるだろう」