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NBA

プレーオフ再開が決定したNBA。“ボイコットの先導役”となったバックスは、第5戦が不戦敗扱いになるペナルティ?

ダンクシュート編集部

2020.08.28

最初にボイコットを決めたバックスは、ペナルティとして第5戦は不戦敗扱いとなってしまうかもしれない。(C)Getty Images

最初にボイコットを決めたバックスは、ペナルティとして第5戦は不戦敗扱いとなってしまうかもしれない。(C)Getty Images

 8月23日(日本時間24日、日付は以下同)にウィスコンシン州ケノーシャで起きた警察の黒人男性銃撃事件により、26、27日に行なわれる予定だった6試合がボイコットされ延期となったNBA。このままプレーオフ自体が中止となる可能性もあったが、27日に開催された選手、リーグ関係者によるミーティングで、無事再開が決定した。

 今後のスケジュールは、28、もしくは29日から、延期された試合が順次行なわれていく予定。ただ、そのうちミルウォーキー・バックス対オーランド・マジック戦だけは、バックスの不戦敗として処理される可能性が出てきた。

 ウィスコンシン州に本拠地を置くバックスは、26日に予定されていた試合のティップオフ直前に急遽ボイコットを決断。彼らに続く形で他のチームもゲームを取り止めたため、バックスは“ボイコットの先導役”となりプレーオフを中断させた原因になったとして、前述のペナルティが科せられるという。ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えている。
 
「バックスだけが(事件を受けて)プレーを続けるべきかどうかという問題について対処しているわけではない。彼らだってプレーしたいんだ。彼らは1試合を使って抗議の意思を示したことで、シリーズは(バックスの)3勝2敗となるだろう。もう1試合ボイコットして、第7戦を戦うことはないと思う。ただ、これらは1回戦を戦うほかのチームも同様の決断を下す“ドミノ効果”をもたらしてしまった」

 イースタン・カンファレンスで第1シードのバックスは、シリーズ初戦こそ落としたものの、その後危なげなく3連勝。これが不戦敗となればシリーズの対戦成績は3勝2敗となるが、依然として優位に立っているのは間違いない。今回の事件を力に変え、一気に頂点まで駆け上がれるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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