人に歴史あり。バスケにスーパースターあり。スーパースターにシグネチャーモデルあり。シグネチャーモデルにBOXあり！　

　1998年２月８日、富山県で４人兄弟の長男として誕生した八村は、野球好きの祖父の影響もあり“塁”と名付けられました。小学校ですでに170cmあった八村は、野球を始めますが成長痛に悩まされ、野球を辞めてしまいます。中学では帰宅部になっていた八村に声をかけたのが、バスケ部の坂本穣治コーチ。この出会いが人生を大きく変えるターニングポイントでした。

　坂本コーチの下でメキメキと頭角を現していった八村は、中学３年生の時に全国大会準優勝。高校は仙台の明成高校に進み、３年間でチームをインターハイ優勝１回、ウインターカップ３連覇に導くなど輝かしい実績を残し、2016年にＮＣＡＡの強豪校ゴンザガ大に進学します。

　１年目はベンチを温めていましたが、ゴンザガ大はNCAAトーナメント決勝に出場。NCAAファイナル４のコートに立った最初の日本人プレーヤーになると、翌年にはチームの中心選手に。NBAスカウトから注目を集めるようになりました。
  　そして2019年６月20日に開催されたＮＢＡドラフトでは１巡目９位でワシントン・ウイザーズから指名。日本人初のドラフト１巡目指名選手として歴史に名を刻みます。さらにドラフトから２日後の６月22日に、こちらも日本人初となるジョーダンブランドと契約を結んだ選手となりました。



「AIR JORDAN XXXIV RUI PE」は、八村の半生を表現した一足。彼の名前、背番号にちなみ、2020年８月８日にリリースされるなど、ジョーダンブランド契約アスリートとしても特別待遇されています。

　１年目から、ジョーダンブランドでPE（プレーヤーズエディション）がリリースされるのは異例ですが、これだけ選手のパーソナルな部分に寄せたデザインが施されているのも前例がないことと言っていいでしょう。



　ドラフトで着用したスーツ同様、右足には母の出身地である日本をイメージした桜と雲のデザイン。左足には父の出身地であるベナンをイメージした民族模様のデザインが施され、ホワイトのアッパー部分にもそれぞれのデザインモチーフが織り込まれています。