2000年代に入り、NBAでは多くのアルゼンチン人選手が活躍してきた。
サンアントニオ・スパーズで4度チャンピオンリングを勝ち取ったマヌ・ジノビリを筆頭に、アンドレス・ノシオーニ(元シカゴ・ブルズほか)やカルロス・デルフィーノ(元ミルウォーキー・バックスほか)、ルイス・スコラ(ヒューストン・ロケッツほか)らは、皆それぞれのチームでレギュラーの地位を確立。2004年アテネ五輪の金メダリストであり、アルゼンチンのバスケ黄金期を彩った彼らは、テクニックとフィジカルが融合し、アメリカとヨーロッパのスタイルを絶妙に掛け合わせたような魅力的なプレーでファンを魅了した。ところが、2018年に引退したジノビリを最後に、NBAからアルゼンチン人選手の名前は消え、ここ数年、後継者は現われていない。
しかしひょっとすると、来季は久々に同国の選手がお目見えすることになるかもしれない。その選手とはレアル・マドリー所属のポイントガード、ファクンド・カンパッソだ。
身長181cmの司令塔はボールハンドリングに優れ、キレのあるパスワークが魅力。意表をついた3ポイントやノールックパスなど、相手の裏をかくプレーが得意で、小柄ながらも絶大な存在感を放つファンタジスタだ。また、攻撃面に輪をかけて定評があるのが守備の上手さで、2017年にはユーロカップ(ユーロリーグのアンダーカテゴリー)の年間最優秀ディフェンダーにも選ばれている。
アルゼンチン代表の主戦でもある彼のNBA入りの噂が出たのはこれが初めてではない。そんななか、「カンパッソのNBA入りの可能性はかつてないほど現実味を帯びている」と、『ニューヨーク・タイムズ』紙のマーク・ステイン記者も自身のTwitterで発信。NBAの情報筋から得た感触として、カンパッソはすでに5月頃からNBA行きの意思をレアルに伝えていたという。
17歳でプロデビューしたカンパッソは、ブエノスアイレスのペニャロールでリーグ優勝やファイナルMVPなど数々のタイトルを手にしたあと、2014年に23歳でスペインの名門レアルに入団。2年間は中堅クラブのムルシアで研鑽を積み、2017-18シーズンにレアルに復帰すると、スターターとしてユーロリーグと国内リーグの2冠達成に貢献した。
サンアントニオ・スパーズで4度チャンピオンリングを勝ち取ったマヌ・ジノビリを筆頭に、アンドレス・ノシオーニ(元シカゴ・ブルズほか)やカルロス・デルフィーノ(元ミルウォーキー・バックスほか)、ルイス・スコラ(ヒューストン・ロケッツほか)らは、皆それぞれのチームでレギュラーの地位を確立。2004年アテネ五輪の金メダリストであり、アルゼンチンのバスケ黄金期を彩った彼らは、テクニックとフィジカルが融合し、アメリカとヨーロッパのスタイルを絶妙に掛け合わせたような魅力的なプレーでファンを魅了した。ところが、2018年に引退したジノビリを最後に、NBAからアルゼンチン人選手の名前は消え、ここ数年、後継者は現われていない。
しかしひょっとすると、来季は久々に同国の選手がお目見えすることになるかもしれない。その選手とはレアル・マドリー所属のポイントガード、ファクンド・カンパッソだ。
身長181cmの司令塔はボールハンドリングに優れ、キレのあるパスワークが魅力。意表をついた3ポイントやノールックパスなど、相手の裏をかくプレーが得意で、小柄ながらも絶大な存在感を放つファンタジスタだ。また、攻撃面に輪をかけて定評があるのが守備の上手さで、2017年にはユーロカップ(ユーロリーグのアンダーカテゴリー)の年間最優秀ディフェンダーにも選ばれている。
アルゼンチン代表の主戦でもある彼のNBA入りの噂が出たのはこれが初めてではない。そんななか、「カンパッソのNBA入りの可能性はかつてないほど現実味を帯びている」と、『ニューヨーク・タイムズ』紙のマーク・ステイン記者も自身のTwitterで発信。NBAの情報筋から得た感触として、カンパッソはすでに5月頃からNBA行きの意思をレアルに伝えていたという。
17歳でプロデビューしたカンパッソは、ブエノスアイレスのペニャロールでリーグ優勝やファイナルMVPなど数々のタイトルを手にしたあと、2014年に23歳でスペインの名門レアルに入団。2年間は中堅クラブのムルシアで研鑽を積み、2017-18シーズンにレアルに復帰すると、スターターとしてユーロリーグと国内リーグの2冠達成に貢献した。