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NBA

プレーオフで別次元の活躍を続けるレナード。指揮官が姿を重ねる2人のレジェンドとは?

秋山裕之

2020.09.05

昨季ラプターズを頂点に導いたレナードは、今年のプレーオフでもクリッパーズの絶対的リーダーとして躍動している。(C)Getty Images

昨季ラプターズを頂点に導いたレナードは、今年のプレーオフでもクリッパーズの絶対的リーダーとして躍動している。(C)Getty Images

「ミドルレンジジャンパーは、カワイにとってレイアップなんだ。初めて会ったのは彼が14歳の時だったけど、すでに練習熱心な選手だったね。それは今でも変わらない。どれだけ成功を収めようと、彼は毎年レギュラーを奪うつもりで取り組む。決して満足する選手じゃないのさ」

 4月下旬、カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)のトレーナーを務めるクリント・パークスは、レナードの代名詞とも言えるミドルレンジジャンパー、そして彼のマインドについて『ClutchPoints』にこう語った。

 昨季トロント・ラプターズをフランチャイズ史上初のNBAチャンピオンへと導いたレナードは、プレーオフを通じて平均30.5点、9.1リバウンド、3.9アシスト、1.7スティールの活躍を見せ、自身2度目のファイナルMVPを獲得。

 そして新天地クリッパーズで迎えた今年のプレーオフ。彼はここまで全7試合で29得点以上を記録し、平均32.3点、9.0リバウンド、4.9アシスト、2.3スティールに、フィールドゴール(FG)成功率56.2%と高位安定のパフォーマンスでチームを牽引している。
 
「ただ練習するのみさ。自分のゲームを磨いて、自分のショットに自信を持つこと。自分のスポットへと向かい、自分のゲームの全てにおいて高い集中力を維持してきた。今は得意とするスポットへ行けるし、ショットを決めることができている」

 9月4日(日本時間5日)に地元メディア『Los Angeles Times』へ掲載された記事の中でそう語ったレナードは、自身のプレーへの絶対的な自信と充実感を覗かせた。

 4勝2敗で突破したダラス・マーベリックスとの1回戦、そしてデンバー・ナゲッツとのカンファレンス・セミファイナル初戦を終えた時点で、レナードは延長を含む全クォーターでFG成功率51.5%以上を記録。とりわけ第4クォーターでは59.3%(16/27)と6割に迫る数字を叩き出している。

『Synergy data』によると、今年のプレーオフでアイソレーションの状況下になった際、レナードは左へドライブしてから放ったプルアップジャンパーを66.7%の確率で沈めており、右側でも55.6%という高い成功率を誇っている。

 そしてミドルレンジ全体では76.5%(26/34)、リング下は88.0%(22/25)と、その数字はさらに跳ね上がる。より多くの3ポイントを打つことが主流となりつつある現代バスケのなかで、さらに高確率のミドルレンジからのシュートで試合を支配しているのだ。
 
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