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NBA

追い込まれたロケッツとナゲッツの逆転劇はあるか?1勝3敗からシリーズをひっくり返したチームたち

ダンクシュート編集部

2020.09.11

1勝3敗と追い込まれたロケッツとナゲッツ。文字通り崖っぷちの状態だが、ここから意地を見せられるか。(C)Getty Images

1勝3敗と追い込まれたロケッツとナゲッツ。文字通り崖っぷちの状態だが、ここから意地を見せられるか。(C)Getty Images

 今年のNBAのプレーオフは、フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内の“バブル”で開催している。

 ファーストラウンドはイースタン・カンファレンス5位のマイアミ・ヒートが4位のインディアナ・ペイサーズを下した1カードを除き、すべて上位シードが勝利し次のラウンドへ駒を進めた。

 しかしカンファレンス準決勝では、リーグ最高勝率のミルウォーキー・バックスが2回戦でマイアミ・ヒートに1勝4敗で敗れるという波乱が起こった。
 
 イーストのもう1つの山であるトロント・ラプターズとボストン・セルティックスは最終戦までもつれ込む接戦となっているが、ウエストはロサンゼルス・クリッパーズがデンバー・ナゲッツに、ロサンゼルス・レイカーズがヒューストン・ロケッツにともに3勝1敗とシリーズ突破に王手をかけている。

 ナゲッツとロケッツは次の試合に敗れれば今季が終了。文字通りがけっぷちの状態だが、ナゲッツは1回戦でユタ・ジャズ相手に1勝3敗から3連勝を飾るなど粘りがあり、ロケッツはジェームズ・ハーデンとラッセル・ウエストブルックを中心に爆発力のあるチームで、まだ逆転の可能性は残されている。

 ここでは2000年以降のプレーオフで1勝3敗からシリーズをひっくり返したチームを紹介しよう。
 
■2003年デトロイト・ピストンズ(1回戦vsオーランド・マジック)
 同シーズンにカンファレンス1位でプレーオフに進んだピストンズだが、マジックのエース、トレイシー・マッグレディに4試合で平均36.3点を奪われ、先に王手をかけられてしまう。しかし第5戦からテイショーン・プリンスがマッグレディに対して見事なディフェンスを披露。23歳のルーキーがこの年の得点王を3試合でフィールドゴール成功率36.1%に封じ込め、ピストンズは逆転勝利を飾った。

■2006年フェニックス・サンズ(1回戦vsロサンゼルス・レイカーズ)
 第2シードのサンズは初戦に勝利したものの、そこから連敗。第4戦ではレイカーズの大黒柱コビー・ブライアントに逆転ブザービーターを決められ、1勝3敗と瀬戸際に追い込まれた。それでもホームでの第5戦に勝利すると、敵地での第6戦では同年にシーズンMVPに輝いたスティーブ・ナッシュが32得点、13アシストと大暴れ。延長の末に勝利を収めると、最終戦では121-90と相手を圧倒し2回戦へ駒を進めた。
 

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