9月22日(日本時間23日)、アメリカの『TIME』誌が今年の「世界で最も影響力のある100人」を発表。NBAからは「パイオニア」の部門でミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ、「タイタン(巨人)」の部門には昨季限りで引退したドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)とその婦人ガブリエル・ユニオンが選ばれた。
アデトクンボの紹介文を寄稿したのは、1971年にバックスをフランチャイズ史上初のNBAチャンピオンへと導いたカリーム・アブドゥル・ジャバー。伝家の宝刀スカイフックを武器に、NBA歴代1位の通算3万8387得点を残した伝説の巨人は、古巣の“後輩”へこのように綴った。
「ヤニス・アデトクンボは2年連続でNBAのMVPを勝ち取った。だがこの男はそれ以上のことをやってのけた。彼のプレーを観ていると、何もかもが可能なんだと思えてくる。そして彼がコートに入ることで、ファンのハートを刺激するほどの何か神秘的な資質があると感じさせる。本物のスポーツヒーローというのは、我々をゾクゾクさせ、その偉大さを目にすることでフレッシュなさざ波をもたらしてくれる」
18歳でNBA入りしたギリシャが誇る万能戦士は、キャリアを重ねるごとにビルドアップし、様々なスキルを身につけていった。その根底にあるのは飽くなき向上心であり、コート上で身体全体から放たれる勝利への執念だ。
アデトクンボは2017年にMIP(最優秀躍進賞)に輝き、19年にシーズンMVPを受賞したことで、NBA史上初となるMIPとMVPをともに獲得した選手となった。今季はジャバー、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)に次いで、25歳で複数回のMVPを獲得した史上3人目の選手に。そしてマイケル・ジョーダンとアキーム・オラジュワンに次ぐ史上3人目の最優秀守備選手賞(DPOY)とMVPのダブル受賞という快挙を達成。今季バックスはプレーオフのカンファレンス・セミファイナルでヒートの前に1勝4敗で敗れ去ったものの、ジャバーはアデトクンボの今後にも大きな期待を寄せている。
アデトクンボの紹介文を寄稿したのは、1971年にバックスをフランチャイズ史上初のNBAチャンピオンへと導いたカリーム・アブドゥル・ジャバー。伝家の宝刀スカイフックを武器に、NBA歴代1位の通算3万8387得点を残した伝説の巨人は、古巣の“後輩”へこのように綴った。
「ヤニス・アデトクンボは2年連続でNBAのMVPを勝ち取った。だがこの男はそれ以上のことをやってのけた。彼のプレーを観ていると、何もかもが可能なんだと思えてくる。そして彼がコートに入ることで、ファンのハートを刺激するほどの何か神秘的な資質があると感じさせる。本物のスポーツヒーローというのは、我々をゾクゾクさせ、その偉大さを目にすることでフレッシュなさざ波をもたらしてくれる」
18歳でNBA入りしたギリシャが誇る万能戦士は、キャリアを重ねるごとにビルドアップし、様々なスキルを身につけていった。その根底にあるのは飽くなき向上心であり、コート上で身体全体から放たれる勝利への執念だ。
アデトクンボは2017年にMIP(最優秀躍進賞)に輝き、19年にシーズンMVPを受賞したことで、NBA史上初となるMIPとMVPをともに獲得した選手となった。今季はジャバー、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)に次いで、25歳で複数回のMVPを獲得した史上3人目の選手に。そしてマイケル・ジョーダンとアキーム・オラジュワンに次ぐ史上3人目の最優秀守備選手賞(DPOY)とMVPのダブル受賞という快挙を達成。今季バックスはプレーオフのカンファレンス・セミファイナルでヒートの前に1勝4敗で敗れ去ったものの、ジャバーはアデトクンボの今後にも大きな期待を寄せている。