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NBA

【NBAファイナル第5戦】ヒートが大接戦を制し、崖っぷちで踏みとどまる!闘将バトラーがシリーズ2度目のトリプルダブル

ダンクシュート編集部

2020.10.10

接戦を制したヒートがシリーズ2勝目。バトラーがトリプルダブルの活躍でチームを牽引した。(C)Getty Images

接戦を制したヒートがシリーズ2勝目。バトラーがトリプルダブルの活躍でチームを牽引した。(C)Getty Images

 10月9日(日本時間10日)、ロサンゼルス・レイカーズ(ウエスト第1シード)とマイアミ・ヒート(イースト第5シード)によるファイナル第5戦が行なわれ、ヒートが111-108で勝利。シリーズを2勝3敗とし、第6戦に望みをつないだ。

 序盤は主導権の取り合いとなり、8回のリードチェンジの末にヒートが第1クォーターを25-24とリード。続く第2クォーターはヒートがベンチから登場したケンドリック・ナンの活躍で差を広げると、エースのジミー・バトラーを中心に得点を重ねる。対するレイカーズもレブロン・ジェームズがこのクォーターだけで3本の3ポイントを含む15得点をあげて応戦。得意のトランジションからの展開で盛り返したが、最後はバトラーが3ポイントをお見舞いして60-56とヒートがリードして前半を終えた。

 後半は両者3ポイントの応酬。ヒートのジェイ・クラウダー、ダンカン・ロビンソンが長距離砲を沈めると、レイカーズもケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、アンソニー・デイビス、レブロンが立て続けに成功させて食らいつく。後半開始5分には再びコールドウェル・ポープが3ポイントを決めて70-70の同点に追いついた。

 しかしヒートは直後にバトラーが相手のファウルを受けながらプットバックダンクを炸裂。クラウダーとロビンソンがともに4ポイントプレーを成功させて88-82とリードして第4クォーターに持ち込んだ。
 
 最後の12分間は白熱の展開に。レイカーズがレブロンの3ポイントなどで徐々に差を詰めると、残り6分20秒にはコールドウェル・ポープの3ポイントで逆転。その後は互いのエース、レブロンとバトラーが点を取り合い終盤へ。そしてレイカーズが1点リードで迎えた残り16.8秒、バトラーが決勝のフリースローを沈めて再逆転。最後はレイカーズの攻撃をしのいだヒートが逃げ切った。

 ヒートは47分間出場とほぼフル稼働のバトラーが35得点、12リバウンド、11アシスト、5スティールでシリーズ2度目のトリプルダブルを達成。ロビンソンが7本の3ポイントを含む26得点、その他4選手が2桁得点をあげて勝利に貢献した。

 一方のレイカーズは今季4戦全勝中の“ブラックマンバ”ジャージーで臨んだものの、一歩及ばず。レブロンがフィールドゴール15/21の40得点、13リバウンド、7アシスト、デイビスが28得点、13リバウンド、3ブロックと気を吐いたが、接戦を落とし優勝はお預けとなった。

 逆転優勝を目指し勢いに乗るヒートと、依然として王手をかけているレイカーズ。注目の第6戦は11日(同12日)に行なわれる。

構成●ダンクシュート編集部

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