昨夏、ヒューストン・ロケッツはオールスターガードのラッセル・ウエストブルックを獲得し、リーグ№1スコアラーのジェームズ・ハーデンと強力なデュオを結成した。さらにシーズン中には、ビッグマンのクリント・カペラを放出し、196㎝のPJ・タッカーをセンターにスライド。ロバート・コビントン(201㎝)以外の先発4人は身長2メートル以下の超スモールラインナップというギャンブルに打って出た。
しかし、プレーオフではカンファレンス準決勝でロサンゼルス・レイカーズに完敗。この結果を受けてマイク・ダントーニ・ヘッドコーチ(HC)は退任し、10月15日には2007年からゼネラルマネージャー(GM)を務めていたダリル・モーリーもチームを去った。
新HCには、昨季までダラス・マーベリックスでアシスタントコーチを務めていたスティーブン・サイラスが就いたが、スモールラインナップが失敗に終わったことで、ロケッツは再建をスタートするという話も聞かれる。
そんななか、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が、「フィラデルフィア・セブンティシクサーズがジェームズ・ハーデンに興味を持っている」と報じた。
昨季のシクサーズはジョエル・エンビード、ベン・シモンズをはじめ多くの好タレントを擁しながら、プレーオフでは1回戦敗退と期待外れに。シーズン終了後にブレット・ブラウンHCを解任したチームは、7月にドック・リバースを新指揮官に迎えるなどコーチングスタッフを刷新した。
ハーデンにとってシクサーズを魅力的な移籍先にしているのは、11月2日にチームのバスケットボール運営部門代表に就任したモーリーの存在だ。モーリーはロケッツのGM時代の12年、ハーデンをオクラホマシティ・サンダーからトレードで獲得。その後、彼を中心としたチームを作り上げ、エースと良好な関係を築いていた。
もっともシャラニア記者は、ロケッツがハーデンを動かすことに興味がなく、どんなパッケージを用意しても「成功の見込みはない」と断言。ただ「過去にモーリーはトレード市場で積極的に動き、様々な取引を成功してきた。そして、彼がフィラデルフィアにいる今、それが変わるとは思わない」とも述べた。
ハーデンは現在31歳、昨季の年俸は3820万ドルでリーグ4位タイ。ロケッツとの契約は23年まで残っている(最終年はプレーヤーオプション)。
『ESPN』のティム・マクマホン記者は、ハーデンのトレードについて「ロケッツより、ハーデン本人の決断になる。ただすぐにそれが起こるとは思えない」としながらも、「もし彼が新たなスーパースターとコンビを組むことを望むなら、退団を検討する必要がある」コメントしていた。
就任会見で「目標はチャンピオンシップに勝つこと。そのためには何でもやる」と意気込みを語ったモーリー。ロケッツ時代に数々のトレードを成立させてきた男は、再びハーデンの獲得に動くのか。その動向から目が離せない。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】巧みなステップでゴールに斬りこむ!ジェームズ・ハーデンのキャリアを振り返り!
しかし、プレーオフではカンファレンス準決勝でロサンゼルス・レイカーズに完敗。この結果を受けてマイク・ダントーニ・ヘッドコーチ(HC)は退任し、10月15日には2007年からゼネラルマネージャー(GM)を務めていたダリル・モーリーもチームを去った。
新HCには、昨季までダラス・マーベリックスでアシスタントコーチを務めていたスティーブン・サイラスが就いたが、スモールラインナップが失敗に終わったことで、ロケッツは再建をスタートするという話も聞かれる。
そんななか、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が、「フィラデルフィア・セブンティシクサーズがジェームズ・ハーデンに興味を持っている」と報じた。
昨季のシクサーズはジョエル・エンビード、ベン・シモンズをはじめ多くの好タレントを擁しながら、プレーオフでは1回戦敗退と期待外れに。シーズン終了後にブレット・ブラウンHCを解任したチームは、7月にドック・リバースを新指揮官に迎えるなどコーチングスタッフを刷新した。
ハーデンにとってシクサーズを魅力的な移籍先にしているのは、11月2日にチームのバスケットボール運営部門代表に就任したモーリーの存在だ。モーリーはロケッツのGM時代の12年、ハーデンをオクラホマシティ・サンダーからトレードで獲得。その後、彼を中心としたチームを作り上げ、エースと良好な関係を築いていた。
もっともシャラニア記者は、ロケッツがハーデンを動かすことに興味がなく、どんなパッケージを用意しても「成功の見込みはない」と断言。ただ「過去にモーリーはトレード市場で積極的に動き、様々な取引を成功してきた。そして、彼がフィラデルフィアにいる今、それが変わるとは思わない」とも述べた。
ハーデンは現在31歳、昨季の年俸は3820万ドルでリーグ4位タイ。ロケッツとの契約は23年まで残っている(最終年はプレーヤーオプション)。
『ESPN』のティム・マクマホン記者は、ハーデンのトレードについて「ロケッツより、ハーデン本人の決断になる。ただすぐにそれが起こるとは思えない」としながらも、「もし彼が新たなスーパースターとコンビを組むことを望むなら、退団を検討する必要がある」コメントしていた。
就任会見で「目標はチャンピオンシップに勝つこと。そのためには何でもやる」と意気込みを語ったモーリー。ロケッツ時代に数々のトレードを成立させてきた男は、再びハーデンの獲得に動くのか。その動向から目が離せない。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】巧みなステップでゴールに斬りこむ!ジェームズ・ハーデンのキャリアを振り返り!