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NBA

レブロン&シャック、キッド&ナッシュ、カーター&オラジュワン…短期間で解散を迎えた“知る人ぞ知る”コンビ

ダンクシュート編集部

2020.11.18

それまでオールスターでしか共演機会がなかったレブロンとシャックは2009年に同僚となったが、優勝には手が届かず1年でコンビは解散した。(C)Getty Images

それまでオールスターでしか共演機会がなかったレブロンとシャックは2009年に同僚となったが、優勝には手が届かず1年でコンビは解散した。(C)Getty Images

 レブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)、カワイ・レナード&ポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ)、ケビン・デュラント&カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)など、近年のNBAはデュオが増加している。

 NBAの歴史を振り返ると、マイケル・ジョーダン&スコッティ・ピッペン、カール・マローン&ジョン・ストックトン、シャキール・オニール&コビー・ブライアント、そして現役のステフィン・カリー&クレイ・トンプソンなど、数々の名デュオが誕生し、旋風を巻き起こしてきた。

 ただ、そのなかには知名度や話題性こそあったが、短期間で解散を迎えたデュオもいた。ここではそんな“知る人ぞ知る”コンビを紹介しよう(チーム名は略称)。

レブロン・ジェームズ&シャキール・オニール(キャバリアーズ)
 2009年、当時サンズに所属していたシャックは1対2のトレードでレブロン率いるキャブズへ加入。レイカーズではコビー、ヒートではドゥエイン・ウェイドとタッグ組み、4度の優勝を成し遂げた最強ビッグマンは“キング”の相棒兼用心棒として期待された。しかし、すでに37歳と選手としてのピークは過ぎており、53試合で平均12.0点、6.7リバウンド止まり。チームの“ラストピース”にはなれず。シーズン終了後にレブロンはヒートへ、シャックはセルティックスへ移籍し、コンビは1年で解散を迎えた。

ラリー・バード&ピート・マラビッチ(セルティックス)
 キャリア平均24.2点とスコアリングガードとして活躍したマラビッチだが、キャリアの晩年はケガに苦しみ、それにともない成績もダウン。80年にFAとなりセルティックスと契約し、当時ルーキーだったバードと一緒にプレーした。ただ“ピストル・ピート”は26試合で平均11.5点、プレーオフでも6.0点と元得点王の面影はなく、シーズン終了後にユニフォームを脱いだ。
 
ヴィンス・カーター&アキーム・オラジュワン(ラプターズ)
 カーターは98年にラプターズへ入団するとすぐにチームの看板選手となり、フロントは彼を中心にメンバーを構成。2001年に2度のファイナルMVP受賞歴を持つセンターのオラジュワンをトレードで加えた。だが38歳の大ベテランは攻守で衰えが目立ち、平均7.1点、6.0リバウンドと大きなインパクトは残せず。契約を2年残して、18年の現役生活にピリオドを打った。

スティーブ・ナッシュ&ジェイソン・キッド(サンズ)
 2000年代のNBAを代表する司令塔のナッシュとキッドは、サンズで96年から約2年間共闘。当時はどちらも若手だった上、同じポジションにベテランのケビン・ジョンソンがいたことから、同時にコートに立つ機会は限られた。キッドは徐々に成績を伸ばしていった一方で、ナッシュは控えの域を出ず、98年のオフにマブズにトレード。のちにオールスターの常連となったPGコンビはひっそりと解散した。

ゲイリー・ペイトン&パトリック・ユーイング(ソニックス/現サンダー)
 1990年代ニックスの大黒柱として君臨していたユーイングは、2000年のオフに4チーム間による大型トレードで、ペイトンがエースを務めるソニックスへ。213㎝のセンターは攻守でオールスターPGの負担を軽減する働きが期待されたが、体力の衰えは隠しきれずロールプレーヤー的な役割に終始。79試合に出場したものの、平均9.6点、7.4リバウンド、FG成功率は43.0%にとどまり、1年でチームを退団した。

構成●ダンクシュート編集部

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