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NBA

ウエストブルックが加わった新生ウィザーズにビールも手応え「まだ俺にダブルチームしてくるけど…」

ダンクシュート編集部

2020.12.21

ウエストブルック(左)が加わった新生ウィザーズに、ビール(右)も手応えを感じている。(C)Getty Images

ウエストブルック(左)が加わった新生ウィザーズに、ビール(右)も手応えを感じている。(C)Getty Images

 プレシーズン最終日となった12月19日(日本時間20日、日付は以下同)。電撃トレードでヒューストン・ロケッツからワシントン・ウィザーズへと移籍したラッセル・ウエストブルックが、この日行なわれたデトロイト・ピストンズとの一戦で新天地デビューを果たした。

 真新しい“背番号4”のジャージーを身に纏って登場したウエストブルックは、ブラッドリー・ビール、トーマス・ブライアント、デニ・アブディヤ、アンソニー・ギルとともに先発としてプレー。第1クォーター6分半にブライアントのバスケットカウントをお膳立てして初アシストを記録すると、最初の2本のシュートこそ外したものの、残り2分半からドライビングレイアップ、バンクショット、ジャンパーを立て続けに沈め、チームを逆転へと導いた。

 前半でお役御免となったウエストブルックは、17分22秒のプレータイムで8得点(フィールドコール4/10、3ポイント0/3)、7リバウンド、3アシストと持ち前のオールラウンドなプレーを披露。チームも99-96で勝利を収めている。
 
 この試合でのウィザーズは、チーム全体のフィールドゴール成功率が42.7%(38/89)、3ポイント成功率29.5%(13/44)と、決してシュートの調子がいいわけではなかった。それでも、エースのビールは新相棒ウエストブルックとともに戦った初実戦を終えて、確かな手応えを感じているようだ。『NBCSワシントン』のチェイス・ヒューズ記者が伝えている。

「対戦相手はまだ俺にダブルチームをしてくるけど、それが100%間違っていることに気付いているはずだ。彼(ウエストブルック)のアタックモードとアタックメンタリティがスペースを作り出すから、俺たちは多くのオープンショットを打つことになるだろう。ディフェンスはそれを警戒しなければならない。彼がドライブでペイントエリアに侵入し、俺たちは俺たちの仕事、つまりオープンショットを決めていく必要があるんだ」

 この日はビール自身も7本の3ポイントをすべて外し、チーム全体のシュート精度も低調だっただけに「自分たちの仕事をする必要がある」と強調していたのだろう。23日のシーズン初戦までに調子を上げることができるか、また結膜炎でプレシーズンゲームの欠場が続く八村塁も、ウエストブルックのプレーにアジャストすることができるのか。開幕を楽しみに待ちたい。

構成●ダンクシュート編集部

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