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NBA

ピアースがGMサーベイに物申す!「なぜレブロンがリーグのベストPGじゃないんだ?」

ダンクシュート編集部

2020.12.22

昨季のレブロンはPGで起用されたが、GMサーベイでは5位に。ただ、本来のポジションであるSFでは1位になっている。(C)Getty Images

昨季のレブロンはPGで起用されたが、GMサーベイでは5位に。ただ、本来のポジションであるSFでは1位になっている。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、12月30日(日本時間31日)に36歳を迎える。2019-20シーズンは年間通してポイントガード(PG)を務め、自身初のアシスト王(平均10.2本)を獲得。改めて、ゲームメーカーとしての才能を誇示した。かつてのライバルであるポール・ピアースは、「間違いなくリーグでベストPG」と主張している。

 2003年のドラフト1巡目全体1位指名でNBA入りしたレブロンは、キャリア17年間で通算3万4241得点(3位)、9346アシスト(8位)とNBA史上唯一、両部門で歴代トップ10にランクイン。驚異の身体能力と肉体を武器に、攻撃だけにとどまらず、守備を含めたオールラウンドな活躍でリーグを席巻してきた。

 レイカーズ2年目の昨季は、司令塔としてアンソニー・デイビスらを牽引。今オフには控えガードのラジョン・ロンド(アトランタ・ホークスへ移籍)が退団したが、トレードでデニス・シュルーダーを獲得したこともあり、新シーズンは本来のスモールフォワード(SF)を務める時間が増えると予想される。

 そのなかで、NBAは毎年恒例となっているGM(ゼネラルマネージャー)サーベイを実施。2020-21シーズンの投票結果が公開され、「誰がNBAでベストPGか?」という項目でレブロンは5位となった。
 
 GMサーベイのベストPGランキングは下記のとおりだ。

1位:ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ) 30%
2位:デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ) 22%
3位:ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス) 19%
4位:クリス・ポール(フェニックス・サンズ) 15%
5位:レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ) 11%
6位:ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ) 4%

 この結果を受け、現役時代にしのぎを削ったピアースが『ESPN』の番組“The Jump”で、リーグのベストPGに選ばれるべきだったと主張した。

「俺はもともと、ベスト(PG)はルカ・ドンチッチだと言っていた。レブロンがPGだと忘れていた。レブロンがベストプレーヤーで、PGでプレーするなら、なぜ彼がリーグのベストPGじゃないんだ? 彼がリーグのアシスト王に輝いた。間違いなくベストPGだ」

 一方、同番組に出演した元NBA選手のリチャード・ジェファーソンは、「得票率が11%ということは、レブロンが本当のPGかどうか検討したか、ピンとこなかったということだ」とコメント。長年リーグ最高峰のSFとしてプレーしてきたレブロンをPGとみなしていないGMが多いのだろう、と推察している。

 ピアースは「ステフ・カリーやデイミアン・リラードは素晴らしい。デイミアンは驚異的なプレーを見せている。だが、レブロンがPGなら、彼がベストだ」と言葉を続け、“レブロン現役最強PG”の意見を貫いた。

 史上6人目の通算1万アシストまで残り654本に迫っているレブロン。例年以上にオフが短く、新シーズンはロードマネジメントも視野に入れていると伝えられているが、昨季と同等の水準を維持できるとすれば名PGたちの仲間入りを果たすのは間違いなさそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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