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NBA

「このチームは俺にかかっている」ブルズのラビーンが今季初勝利に向けて決意表明!

秋山裕之

2020.12.29

ラビーン自身は開幕3試合で平均24.0点と好調を維持。25歳のエースは、次のウィザーズ戦でチームを今季初勝利に導くことができるか。(C)Getty Images

ラビーン自身は開幕3試合で平均24.0点と好調を維持。25歳のエースは、次のウィザーズ戦でチームを今季初勝利に導くことができるか。(C)Getty Images

 12月27日(日本時間28日、日付は以下同)、開幕2連敗スタートとなったシカゴ・ブルズとゴールデンステイト・ウォリアーズが今季初勝利をかけて激突した。

 ホームのブルズはザック・ラビーン、アウェーのウォリアーズはがそれぞれチームを牽引。試合はブルズが主導権を握って進んでいった。

 ブルズは試合時間残り3分58秒にウェンデル・カーターJr.のショットが決まり、121-112と9点のリード。しかし、粘るウォリアーズはそこからカリーのジャンパーや3ポイント、ケリー・ウーブレイJr.のフリースロー2本などで追い上げ、残り16.9秒にケボン・ルーニーのティップショットで126-126の同点に追いつく。

 タイムアウト明けにブルズはラビーンがプルアップジャンパーをヒットし、残り5.0秒で2点のリードを手にする。だがウォリアーズは5秒ギリギリでインバウンドパスをルーニーへ通し、デイミオン・リーがトップ・オブ・ザ・キー付近から決勝弾となる3ポイントを放り込み、ウォリアーズが129-128で初勝利を手にした。

 リーは勝敗を決めた一発について「どれだけコーチングスタッフとチームメイトたちが僕のことを信じてくれたかを(結果として)見せただけ。大事なのは僕らが勝利したこと」と振り返ると、義理の兄であるカリーも「彼はあのショットを放つ準備ができていた。今夜の彼はビッグショットをたくさん決めていたからね。でもあのショットは最も大きなものとなった」とチームメイトを称えていた。
 
 見事勝利を掴んだウォリアーズでは、カリーがゲームハイの36得点に6アシスト、2スティール。2ブロック、アンドリュー・ウィギンズが19得点、9リバウンド、4アシスト、エリック・パスカルが15得点、3ポイント80.0%(4/5)と大当たりだったリーが12得点、ジョーダン・プールが10得点、ウーブレイJr.が8得点、11リバウンド、4スティールと続いた。

 一方、ブルズではラビーンが33得点、7リバウンド、2スティール、2ブロック、ラウリー・マルッカネンが23得点、7リバウンド、カーターJr.が22得点、13リバウンド、4アシスト、コビー・ホワイトが20得点、7リバウンド、5アシストと、主力4選手が20得点以上をマーク。

 約30分間に渡ってリードしていたブルズだったが、最後はリーの長距離砲によって勝利を奪われる形に。「俺のショットはちょっと早すぎた。俺があと2、3秒遅く放っていれば…。あの場面でもし俺がミスしても、俺たちには延長があった」とラビーンは自身のタイムマネジメントを悔やんだ。
 

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