専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

【名作シューズ列伝】デュラント自身も仕上がりに大満足!初優勝時に着用した「NIKE ZOOM KD10 EP」

西塚克之

2021.01.06

デュラントは加入1年目からウォリアーズを優勝に導き、初のファイナルMVPに輝いた。(C)Getty Images

デュラントは加入1年目からウォリアーズを優勝に導き、初のファイナルMVPに輝いた。(C)Getty Images

 人に歴史あり。バスケにスーパースターあり。スーパースターにシグネチャーモデルあり。シグネチャーモデルにBOXあり!

 2021年一発目は前回に引き続き、ケビン・デュラントのモデル。彼がゴールデンステイト・ウォリアーズ時代に着用していた1足を紹介します。

 デュラントは07年のNBAドラフト1巡目2位指名でシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)に入団し、フランチャイズビルダーとして活躍します。08年にラッセル・ウエストブルック、翌年にはジェームズ・ハーデンが加わったことで、強豪チームの仲間入りを果たしますが、優勝にはあと一歩届きません。

 サンダーでは頂点に立つことができない――。

 そう判断したデュラントは16年のオフにウォリアーズへ移籍。しかし関係者やファンは「優勝のためだけに移籍した」と彼を批判し、アンチも増加しました。

 案の定、移籍後初のオクラホマシティでのゲームでデュラントはファンから大ブーイングを食らいます。ただそれでも彼の心が折れることはありませんでした。加入1年目からチームをファイナルに導き、大舞台でも平均35.2点、8.2リバウンド、5.2アシストと大暴れ。初優勝を成し遂げるとともに、ファイナルMVPを勝ち取りました。
 


 その初優勝時に履いていたモデルが「NIKE ZOOM KD10 EP」 です(※自身が着用していたカラーパターンはブルー/ゴールド)。ファイナル仕様の1足は、デュラントのNIKEファミリー10周年を祝して本人も製作陣に加わりました。

 今回紹介するカラーウェイは、右足のシュータンにNBAロゴ、左にウォリアーズロゴがエンボスで刻印。アウトソールには、チームとKDロゴが配置されています。インナーはブルー&イエローのパターン。アッパーサイドに配置されたスウッシュラインも外側がブルー、内側がイエローとチームカラー仕様という美しい仕上がりになっています。



 アッパーは、通気性、伸縮性、サポート力を もたらす軽量なFLYKNITを前作の「KD9」に続いて使用。「TPUスレッド」と「フライニット」を組み合わせたワンピース構造のアッパーセットアップで、柔軟性に優れたホールド感を生み出しながら快適な履き心地を生み出しました。

 さらに、サポート力を発揮するために、太めのシューレースをサイドまで伸ばしたことでミッドソールへの固定感を実現。シューレースが足に沿って3Dにサポート。ロックダウンの効果は高く、特に下方向に対してプレッシャーが強い構造になっています。
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号