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NBA

「彼らは俺たちを嫌っている」エンビードがリーグの決定に対して不満を露わに

ダンクシュート編集部

2021.01.12

自分たちが試合を強行させられたのに対し、他の試合は延期したリーグの決定にエンビードは不満を露わにした。(C)Getty Images

自分たちが試合を強行させられたのに対し、他の試合は延期したリーグの決定にエンビードは不満を露わにした。(C)Getty Images

 1月10日(日本時間11日、日付は以下同)に行なわれる予定だったボストン・セルティックス対マイアミ・ヒートの一戦は、リーグ規定により延期が発表された。この試合を前に両軍とも選手の故障離脱や、リーグが定めた新型コロナウイルスに関するヘルス&セーフティ・プロトコルによる欠場者が続出。セルティックスは試合開催に最低限必要な8人をギリギリで揃えたものの、ヒート側はそれに満たなかったため延期となってしまった。

 ただ、このリーグの決定に納得がいかないのはフィラデルフィア・セブンティシクサーズだろう。シクサーズも故障やヘルス&セーフティ・プロトコルによる欠場者が相次ぎ、9日のデンバー・ナゲッツ戦でプレー可能な選手は7人に。しかしドック・リバース・ヘッドコーチ(HC)が試合前に明かしたところによれば「1時間前に試合を行なうように伝えられた。我々のアクティブプレーヤーは8人。うち1人はマイク・スコットだが、私は彼にプレーさせるつもりはない」とのことで、実質7人で試合を行なわざるを得なくなってしまった。

 結果としてシクサーズは善戦を見せたものの、103-115で敗戦。試合前には「ドワイト・ハワードをポイントガードでプレーさせるよ」とジョークを飛ばしていたリバースHCも、試合後に「(この試合は)やるべきではなかった」と話し、試合を強行したリーグに苦言を呈していた。
 
 そしてシクサーズの大黒柱ジョエル・エンビードも、この決定を下したリーグに対して不満を露わにしている。

「彼らは“THE PROCESS(シクサーズが掲げるスローガン)”を嫌っている」

 エンビードは件のナゲッツ戦に故障で出場できず、チームメイトが奮戦する様子を外から見守ることしかできなかった。今回の両試合への対応の差から、リーグが明らかに自分たちを冷遇していると感じたのだろう。

 今後シクサーズは11日に敵地でアトランタ・ホークス戦、12、14日にはホームでヒート戦を行なう予定で、エンビードはホークス戦での復帰が見込まれているものの、4日で3試合をこなす厳しいスケジュールが待ち構えている。現在7勝3敗でイースタン・カンファレンス首位タイと好調なだけに、なんとかこの苦境を乗り越えてほしいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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