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NBA

ハーデンを絡めたロケッツとシクサーズのトレードトークで、バークレーが持論を展開「彼はベストな1オン1プレーヤーだが…」

秋山裕之

2020.12.18

ロケッツが誇るスーパースター、ハーデンを巡りトレードの可能性が浮上している。(C)Getty Images

ロケッツが誇るスーパースター、ハーデンを巡りトレードの可能性が浮上している。(C)Getty Images

 NBAの全30チームは12月11日(日本時間12日、日付は以下同)からプレシーズンゲームをこなし、新チームで試運転を重ねて準備を進めている。

 そんななか、22日のレギュラーシーズン開幕を前に、大物選手が他チームへと移籍する可能性がここにきて急浮上している。男の名はジェームズ・ハーデン。ヒューストン・ロケッツが誇るスーパースターは、3シーズン連続で得点王に輝いており、昨季は平均34.3点、6.6リバウンド、7.5アシスト、1.8スティール、0.9ブロックをマーク。

 12年10月27日にオクラホマシティ・サンダーからロケッツへ加入したハーデンは、入団早々からエースへ就任し、オールスターの常連選手に。18年にはシーズンMVPにも輝き、自慢のステップバックスリーとレイアップやフローターによるリング付近のフィニッシュ、屈強な身体を駆使してファウルを獲得する独自のスタイルを構築。

 ハーデンは昨季まで6シーズン連続でフリースロー試投数と成功数でリーグトップ。3ポイントでもここ3シーズン連続で試投数と成功数でリーグ最多を残しており、リーグ最高級のオフェンシブプレーヤーとしての地位を確立している。
 
 だがハーデンはトレーニングキャンプへの合流が遅れ、チーム練習にも不参加。3日にアトランタでリル・ベイビー(ラッパー)の誕生日を祝福するパーティーに参加し、その後もラスベガスのナイトクラブにいた写真がSNSへ投稿されており、チームを牽引するリーダーの行動に疑問符がついていた。

 これらの行動もあって、選手たちがそれぞれのチームへ合流する際、新型コロナウイルスの検査を受けて3日連続で陰性結果が出なければいけないのだが、ハーデンの場合は特例とも言える6日間連続の陰性結果が求められることに。

 その後ハーデンはその検査をクリアし、14日にチーム練習へ復帰。翌15日のサンアントニオ・スパーズ戦でプレシーズンゲームにも初出場して12得点を記録。試合後には「俺は今、ベストな自分と言えるシェイプにあるのかを確かめている。これまで5対5をする機会は持てていない。でも個人としてのワークアウトではすごく良い感触だった。昨日は初のチーム練習だったけど、俺としては良かったし、楽しめたよ」と話しており、ようやく開幕に向けて気持ちを入れ替えたかと思われた。
 

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