バスケW杯

開幕2連勝で西地区首位に!充実補強で総合力を増した京都ハンナリーズの現状は?

森本茂樹

2019.10.06

今シーズンの前哨戦であるB.LEAGUE EARLY CUP 2019 KANSAI で初優勝を飾ったハンナリーズは、開幕2連勝と好スタートを切った。(C)KyotoHannaryz/B.LEAGUE

 今シーズンのBリーグB1が、いよいよ幕を開けた。西地区の注目は、アーリーカップで優勝した京都ハンナリーズ。開幕2連勝と好スタートを切ったチームの現状は?開幕を前に練習場を訪れ、チームに話を聞いた。

 昨シーズン、西地区3位となりチャンピオンシップ出場を逃した京都は、今シーズンの前哨戦であるB.LEAGUE EARLY CUP 2019 KANSAI で初優勝。大阪エヴェッサに78ー77で勝利を収めると、決勝の琉球ゴールデンキングス戦では、新加入の松井啓十郎が3ポイント6本を含む計21得点の活躍で、アリーナを沸かせた。

 今シーズンの京都は、ジュリアン・マブンガとデイヴィッド・サイモンという外国人選手の慰留に成功。新たに208cm・150kg のラシャーン・ホロウェイを獲得し、全体的にサイズアップを果たした。2011年よりチームを指揮する浜口炎ヘッドコーチは、チームを率いて9シーズン目となる今年、「アーリーカップで勝つことができた。いい雰囲気でスタートを切ることができますね」と明るい表情を見せる。
 
「目指すのは、変わらず、チームでディフェンス、チームでオフェンスができるバスケット。KJ(松井)、内海、岡田とシューター陣はベテランで安定しています。そこでスペースが取れるようになり、ジュリアンとサイモンのふたりに、ホロウェイ。インサイドも安定し、どの選手が出てもアクティブにプレーできる。若い選手の成長も期待しています」と語った。

 今季もキャプテンを務める内海慎吾は、「昨シーズン課題だったのがリバウンドですが、チームの大型化で解消されました。これで落としていた接戦を取ることができる。アーリーカップの大阪戦も琉球戦もリバウンドで負けることがなかった。レギュラーシーズンでは、安定した戦いができると思います」と新たな強みがチームのベースアップに繋がっていることを実感している。