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NBA

現地記者が激論!八村塁は、本当にNBAで通用するのか——。成功のカギは3ポイント。新人王のチャンスもあり得る

ダンクシュート編集部

2019.10.05

レンチナー氏は3ポイントの精度アップが八村に必要と言う。現時点での信頼度はまだ低い。(C)GettyImages

レンチナー氏は3ポイントの精度アップが八村に必要と言う。現時点での信頼度はまだ低い。(C)GettyImages

 10月22日に迫ったNBAの開幕戦。日本人のみならず、ファンの誰もが気になるのは、ルーキーシーズンを迎える八村塁の活躍について。これを、長くNBA現地取材をしている記者たちに激論を交わしてもらった。
 
杉浦:日本人としては前人未到のことをやっているわけで、成功の基準をどこに置くかは難しいけど、八村はNBAでもスターになれる素材だと思う?

CS:現時点でそれを予想するのは難しいな。ドラフトで上位指名されたわけだから、素質はもちろんある。あとは彼にどれだけ適応能力があり、どれだけハードにトレーニングを続けるか次第だ。ジェフの言葉通り、どのポジションを任されるのかもわからず、適した役割を見つけられるかどうかもわからない。さっきパワフルだと言ったが、プロで開花するにはもっと強さが必要だ。ひとつ言えるのは、スターになるためにはディフェンスを向上させなければいけないということ。比較対象としてレナードの話が出たが、レナードは守備でも最高レベルの選手だ。八村もポテンシャルは高いと思うが、SF、PFの両方をハイレベルでディフェンスするのは簡単なことではない。

JL:質問の答えになっているかわからないけど、八村はアントワン・ジェイミソンのような選手を目指すべきじゃないかな。ジェイミソンもとても才能に恵まれ、サイズ的にはSFとPFの中間くらいの選手だった。結局はPFでプレーすることが多かったけど、八村も同じような感じじゃないかな。

杉浦:オールスターに2度出場したジェイミソンのような選手になることができれば大成功と言えるだろうね。そこまでいけるかどうかの予想は確かに難しいけど、そのためには、話が出たディフェンス以外に何を示さなければいけないと思う?

JL:SFでプレーするならクイックネス、PFならパワーの向上が必要だ。あとはさっきも話した通り、ミドルレンジのスキルはあるから、成功のカギはやはり3ポイントを確実に決められるかどうか。フリーの状態なら決められるけど、ガードされた際に打つロングジャンパーにはまだ信頼は置けない。
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