ＮＢＡトロント・ラプターズに所属する渡邊雄太について、現地メディアがその活躍を絶賛している。

　カナダ紙『トロント・スター』は29日、「ラプターズが必要とするものを、幅広く与えている」との見出しで、渡邊雄太とスタンリー・ジョンソンの２選手を特集した。
　
　開幕前、「ロースターには、彼ら以外の候補が多数存在していた。２ＷＡＹ契約のワタナベは、その貢献の大部分をGリーグ（下部リーグ）で行なうだろうと予想されていた」という。その予想に反し、開幕からコンスタントに出場を続ける日本人選手について「突然やってきた」と驚きを持って伝え、「ハードワークし、よく走る」と貢献度を高く評価した。
　
　また、ニック・ナースＨＣの「ハイペースな試合を戦っていると思うが、彼はほとんどの場合、正しいプレーをしている」とのコメントを掲載。首脳陣からの信頼も厚い。
  　記事の最後には、「現在の仕事が失われると考える理由がない。懸命にプレーする献身さによって、これからもコートに立ち続けるだろう」と、今後のトップチーム定着を予想した。
　
　現地時間29日のサクラメント・キングス戦では、自己最多の12得点をあげた渡邊。リバウンドも６を数えるなど、攻守に存在感を見せた。チームは２点差で惜しくも敗れたが、本契約に向け懸命のアピールを続けている。

構成●THE DIGEST編集部