10月8日と10日、実に16年ぶりとなる日本でのNBAの試合「ジャパンゲーム」がさいたまスーパーアリーナにて開催される。7日に行なわれた公開練習では、NBA王者として新シーズンを迎えるトロント・ラプターズのエース候補、パスカル・シアカムが意気込みを語った。
「チームとして適応していかなければいけない。彼らがいなくなって他のメンバーには新たに活躍する機会があるだろうしね」
"彼ら"とはもちろん、昨季のNBA制覇の立役者であり、今夏にクリッパーズへと移籍したカワイ・レナードとレイカーズへと旅立ったダニー・グリーンのことだ。ラプターズにとっては重要な役割を担っていた2人が抜け、今季は新たなチャレンジのシーズンとなる。そんなチームのなかで、新エース候補と見られているのが昨季のMIP(最優秀躍進選手)に輝いたシアカムだ。
「ゆっくりと自分の役割を見つめて新シーズンに臨みたい。もちろん、シュートやボールハンドリングの精度も上げなければいけないけど、試合を通して活躍できる選手になっていきたい。ボールを持つ時間がもっと増えることになると思うし、コーチはリーダーシップも発揮してほしいと考えていると思う。その期待に非常にワクワクしているし、大きな機会だと捉えているよ」 カメルーン出身のシアカムは高校からアメリカに移り、2014年のドラフト1巡目27位でラプターズに入団。1年目から着実に成長を続け、3年目の昨季は平均16.9点、6.9リバウンドをあげるなど一気にブレイクを果たした。特に初出場となったファイナルでは初戦の32得点を筆頭に全試合で2桁得点をマーク。レナードに次ぐ平均19.8点をあげ、今夏には4年1億3000万ドル(または5年1億7000万ドル)でのMAX契約の締結も噂されている。
新生ラプターズのフランチャイズプレーヤーとして期待を一身に背負う25歳は、昨季の活躍により「認知度が上がった。より多くの人に見られるようになった」と語るが、「特に目標の選手というのはいない。とにかくゲームについて勉強していきたいと思っている。それに周りにはお手本になる選手がたくさんいる。バスケットボール自体をより研究していきたい」と、あくまで謙虚に、さらなる飛躍を誓った。
会見の最後に、ニックネームの"Spicy P"(スパイシーP)にかけて「辛い物は好き?」と問われたシアカムはこう締めくくった。「俺はチームの中のスパイスになるつもりさ」。
構成●ダンクシュート編集部
「チームとして適応していかなければいけない。彼らがいなくなって他のメンバーには新たに活躍する機会があるだろうしね」
"彼ら"とはもちろん、昨季のNBA制覇の立役者であり、今夏にクリッパーズへと移籍したカワイ・レナードとレイカーズへと旅立ったダニー・グリーンのことだ。ラプターズにとっては重要な役割を担っていた2人が抜け、今季は新たなチャレンジのシーズンとなる。そんなチームのなかで、新エース候補と見られているのが昨季のMIP(最優秀躍進選手)に輝いたシアカムだ。
「ゆっくりと自分の役割を見つめて新シーズンに臨みたい。もちろん、シュートやボールハンドリングの精度も上げなければいけないけど、試合を通して活躍できる選手になっていきたい。ボールを持つ時間がもっと増えることになると思うし、コーチはリーダーシップも発揮してほしいと考えていると思う。その期待に非常にワクワクしているし、大きな機会だと捉えているよ」 カメルーン出身のシアカムは高校からアメリカに移り、2014年のドラフト1巡目27位でラプターズに入団。1年目から着実に成長を続け、3年目の昨季は平均16.9点、6.9リバウンドをあげるなど一気にブレイクを果たした。特に初出場となったファイナルでは初戦の32得点を筆頭に全試合で2桁得点をマーク。レナードに次ぐ平均19.8点をあげ、今夏には4年1億3000万ドル(または5年1億7000万ドル)でのMAX契約の締結も噂されている。
新生ラプターズのフランチャイズプレーヤーとして期待を一身に背負う25歳は、昨季の活躍により「認知度が上がった。より多くの人に見られるようになった」と語るが、「特に目標の選手というのはいない。とにかくゲームについて勉強していきたいと思っている。それに周りにはお手本になる選手がたくさんいる。バスケットボール自体をより研究していきたい」と、あくまで謙虚に、さらなる飛躍を誓った。
会見の最後に、ニックネームの"Spicy P"(スパイシーP)にかけて「辛い物は好き?」と問われたシアカムはこう締めくくった。「俺はチームの中のスパイスになるつもりさ」。
構成●ダンクシュート編集部