ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、相棒のクレイ・トンプソンが開幕前に右足アキレス腱断裂によりシーズン絶望となったなかで、完全復活を印象付けている。昨季リーグ最下位(15勝50敗)に沈んだチームもプレーオフ圏内につけているが、ドゥエイン・ウェイドは元同僚であるレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がいる限り、カリーがMVPを獲得するのは難しいとの見解を示している。
カリーは昨季、開幕4試合目のフェニックス・サンズ戦で左手を骨折。手術による長期離脱に加え、新型コロナウイルスの影響でNBA入り後最少となる出場5試合(平均20.8得点、FG成功率40.2%、3ポイント成功率24.5%)に終わった。
しかし、32歳で迎えた今季は開幕から全27試合にスタメン出場。トンプソンが不在、新人ジェームズ・ワイズマンやケリー・ウーブレイJr.ら新戦力がローテーション上位に来るなどメンバーが大きく変わったなかで、リーグ2位の平均29.9点、5.4リバウンド、5.9アシスト、3ポイント成功率42.9%、リーグトップの3ポイント成功数133本と攻撃を牽引している。
その活躍だけを見れば、今季のMVP候補に名前が挙がってもおかしくないが、レジェンドのウェイドは『TNT』の番組で、カリーの前に立ちはだかる“大きな壁”について語った。
「カリーはMVPレベルでプレーしている。ただ、チームは(2015~16年に)2年連続でMVPに輝いた時のようには勝てていない。レブロンがロサンゼルスでやっていることを考えれば、彼に勝つのは難しいだろう」
ウォリアーズは現在15勝13敗でウェスタン・カンファレンス8位とプレーオフ圏内だが、リーグ首位のジャズ(23勝5敗)やレイカーズ(21勝7敗)、ロサンゼルス・クリッパーズ(21勝8敗)といった上位陣とは差を付けられている。
なおかつ、昨季レイカーズを通算17回目の優勝に導いたレブロンは、36歳となった今季もチームトップの平均25.5点、8.0リバウンド、8.0アシストと年齢を感じさせないハイパフォーマンスを見せており、MVPレースにおいては“カリー劣勢”だという。
ウェイドは同時に、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントもカリーと似た境遇にある選手として名前を挙げた。右足アキレス腱断裂から復活したデュラントは、今季19試合に出場して平均29.0点、7.3リバウンド、5.3アシスト、FG成功率52.4%をマーク。カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンのスーパースターも揃うが、チーム成績は17勝12敗でイースタン・カンファレンス3位とレイカーズには及ばない。
「KDも同様だ。ブルックリンでMVPレベルのプレーを見せているのは間違いない。彼も見るのが好きな選手の1人だ」
『NBA.com』のMVPレース予想でも、レブロンが首位をキープしている状況。36歳となっても、“キング”の牙城を崩すのは至難の業と言えそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
カリーは昨季、開幕4試合目のフェニックス・サンズ戦で左手を骨折。手術による長期離脱に加え、新型コロナウイルスの影響でNBA入り後最少となる出場5試合(平均20.8得点、FG成功率40.2%、3ポイント成功率24.5%)に終わった。
しかし、32歳で迎えた今季は開幕から全27試合にスタメン出場。トンプソンが不在、新人ジェームズ・ワイズマンやケリー・ウーブレイJr.ら新戦力がローテーション上位に来るなどメンバーが大きく変わったなかで、リーグ2位の平均29.9点、5.4リバウンド、5.9アシスト、3ポイント成功率42.9%、リーグトップの3ポイント成功数133本と攻撃を牽引している。
その活躍だけを見れば、今季のMVP候補に名前が挙がってもおかしくないが、レジェンドのウェイドは『TNT』の番組で、カリーの前に立ちはだかる“大きな壁”について語った。
「カリーはMVPレベルでプレーしている。ただ、チームは(2015~16年に)2年連続でMVPに輝いた時のようには勝てていない。レブロンがロサンゼルスでやっていることを考えれば、彼に勝つのは難しいだろう」
ウォリアーズは現在15勝13敗でウェスタン・カンファレンス8位とプレーオフ圏内だが、リーグ首位のジャズ(23勝5敗)やレイカーズ(21勝7敗)、ロサンゼルス・クリッパーズ(21勝8敗)といった上位陣とは差を付けられている。
なおかつ、昨季レイカーズを通算17回目の優勝に導いたレブロンは、36歳となった今季もチームトップの平均25.5点、8.0リバウンド、8.0アシストと年齢を感じさせないハイパフォーマンスを見せており、MVPレースにおいては“カリー劣勢”だという。
ウェイドは同時に、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントもカリーと似た境遇にある選手として名前を挙げた。右足アキレス腱断裂から復活したデュラントは、今季19試合に出場して平均29.0点、7.3リバウンド、5.3アシスト、FG成功率52.4%をマーク。カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンのスーパースターも揃うが、チーム成績は17勝12敗でイースタン・カンファレンス3位とレイカーズには及ばない。
「KDも同様だ。ブルックリンでMVPレベルのプレーを見せているのは間違いない。彼も見るのが好きな選手の1人だ」
『NBA.com』のMVPレース予想でも、レブロンが首位をキープしている状況。36歳となっても、“キング”の牙城を崩すのは至難の業と言えそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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