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ウォリアーズ復権の要因は「守備」にあり!コーチが絶賛するキーマンとは?〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.02.26

最下位に終わった昨季から復活を果たしたウォリアーズ。特に守備面の向上が好結果につながっている。(C)Getty Images

 昨季リーグワーストに沈んだゴールデンステイト・ウォリアーズは、"リベンジツアー"となった今季、2月24日(日本時間25日、日付は以下同)時点で18勝15敗と勝ち越し、カンファレンス8位につけている。

 24日のインディアナ・ペイサーズ戦ではステフィン・カリーが24得点、8アシスト、ケリー・ウーブレイJr.が17得点、アンドリュー・ウィギンズが15得点、ドレイモンド・グリーンが12得点、9リバウンド、11アシストと主軸の活躍により、111-107で接戦を制した。

 カリーの超絶パフォーマンスに目が行きがちだが、今季のウォリアーズが再びプレーオフ戦線に戻れた要因はディフェンスにあると言っていい。ペイサーズ戦終了時点で、ディフェンシブ・レーティングはリーグ4位の108.5、被フィールドゴール成功率は同2位の44.1%と、いずれもリーグ上位の成績を残しているのだ。
 
 チームには万能型ディフェンダーのグリーン、守備面で評価を上げているウィギンズ、ディフェンスに定評のあるケント・ベイズモアらがいるものの、ロン・アダムズAC(アシスタントコーチ)は特にウーブレイJr.のディフェンス力を高く評価している。

 2014-15シーズンからスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)とともにウォリアーズのコーチングスタッフに加わったアダムズは、23日に『KNBR』の"Murph & Mac"ポッドキャストに出演した際にその理由を語った。

「ディフェンスにおいて、彼は非常にアグレッシブな選手。私は彼が(相手に)得点されたら腹を立てるような選手のひとりだから好きなんだ。そういうディフェンシブな選手は誰だって欲しいものさ」

 今季からウォリアーズに加入したウーブレイJr.は、32試合を終えた時点で38スティール(平均1.19本)、27ブロック(同0.84本)をマーク。両部門でこの数字を上回るのは、リーグでわずか5人のみだ。アダムズACはさらにこう続ける。
 
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「ボールマンへのアグレッシブさは目を見張るものがある。それに…」