今季のNBAは、ブルックリン・ネッツにケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンの強力ビッグ3が完成して大きなトピックとなった。近年では、2010年にレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュがマイアミ・ヒートに集結した“スリーキングス”が歴代最強クラスとして強烈なインパクトを残したが、当時そこに同期のカーメロ・アンソニー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)も加わる可能性があったという。
10年夏のFA(フリーエージェント)市場はレブロン、ウェイド、ボッシュ、ダーク・ノビツキー、ポール・ピアース、アマレ・スタッダマイアー、カルロス・ブーザー、ジョー・ジョンソンなど実力者が名を連ね、リーグの勢力図は大きく変わった。
クリーブランド・キャバリアーズの絶対的エースだったレブロンは、『ESPN』の「The Decision」と銘打たれた番組でヒートへの電撃移籍を発表。トロント・ラプターズでの7年間で平均20.2点、9.4リバウンドを記録したボッシュもヒートに新天地を求めた。
ヒートの生え抜きであるウェイドの元に、同じ03年ドラフト組の2人が合流した形で誕生した“スリーキングス”は、結成初年度から4年連続でNBAファイナルに進出。12、13年には史上6チーム目となる連覇を達成した。
しかし、実は“ビッグ4”が幻に終わっていたという。そのもう1人が、同じ03年ドラフト組のカーメロだ。
当時、デンバー・ナゲッツと2007-08シーズンから始まる新契約を結んでいたためにFAではなく、トレード以外に移籍の手段はなかったカーメロは、『ESPN』の敏腕記者エイドリアン・ウォジナロウスキー氏のポッドキャストで、まずはビッグ3の風潮について語った。
「俺とレブロンは別の場所にいたかもしれないし、D-WADEとボッシュも違う場所にいたかもしれない。たくさんの(チームの)オプションがあって、様々な議論がなされてきた。当時、NBAのスターたちは“自分のチーム”を持っていて、誰とも組んでいなかった。俺はデンバー、レブロンはクリーブランド、D-WADEはマイアミ、CP(クリス・ポール)はニューオリンズ、コビー(ブライアント)はレイカーズと、全員が自分中心のチームだった」
レブロンとウェイドが同時期に3年+プレーヤーオプションで契約延長したのに対し、カーメロはナゲッツで“成功できる”という「確信があった」ため、4年+プレーヤーオプションというより長い期間の内容を選択。「この組織、都市、チームに長くいたかった」としつつ、「バスケットボールがビジネスだと理解していなかった」とも振り返った。
10年夏のFA(フリーエージェント)市場はレブロン、ウェイド、ボッシュ、ダーク・ノビツキー、ポール・ピアース、アマレ・スタッダマイアー、カルロス・ブーザー、ジョー・ジョンソンなど実力者が名を連ね、リーグの勢力図は大きく変わった。
クリーブランド・キャバリアーズの絶対的エースだったレブロンは、『ESPN』の「The Decision」と銘打たれた番組でヒートへの電撃移籍を発表。トロント・ラプターズでの7年間で平均20.2点、9.4リバウンドを記録したボッシュもヒートに新天地を求めた。
ヒートの生え抜きであるウェイドの元に、同じ03年ドラフト組の2人が合流した形で誕生した“スリーキングス”は、結成初年度から4年連続でNBAファイナルに進出。12、13年には史上6チーム目となる連覇を達成した。
しかし、実は“ビッグ4”が幻に終わっていたという。そのもう1人が、同じ03年ドラフト組のカーメロだ。
当時、デンバー・ナゲッツと2007-08シーズンから始まる新契約を結んでいたためにFAではなく、トレード以外に移籍の手段はなかったカーメロは、『ESPN』の敏腕記者エイドリアン・ウォジナロウスキー氏のポッドキャストで、まずはビッグ3の風潮について語った。
「俺とレブロンは別の場所にいたかもしれないし、D-WADEとボッシュも違う場所にいたかもしれない。たくさんの(チームの)オプションがあって、様々な議論がなされてきた。当時、NBAのスターたちは“自分のチーム”を持っていて、誰とも組んでいなかった。俺はデンバー、レブロンはクリーブランド、D-WADEはマイアミ、CP(クリス・ポール)はニューオリンズ、コビー(ブライアント)はレイカーズと、全員が自分中心のチームだった」
レブロンとウェイドが同時期に3年+プレーヤーオプションで契約延長したのに対し、カーメロはナゲッツで“成功できる”という「確信があった」ため、4年+プレーヤーオプションというより長い期間の内容を選択。「この組織、都市、チームに長くいたかった」としつつ、「バスケットボールがビジネスだと理解していなかった」とも振り返った。