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NBA

2010年のヒートはカーメロを加えて“ビッグ4”の可能性もあった?本人が当時を回想〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.02.28

 そのなかで、「レブロンとどこかでプレーしていたとしたら」との問いには、「見当はつかないけど、ニューヨーク(ニックス)は可能だろう」と言及。“犠牲”を払えば、レブロン、ウェイド、ボッシュ、そして自身がヒートに集結することも可能だったとしている。

「俺たちはマイアミに行けたと思う。4人全員がマイアミに行くには、減給を受け入れないといけない。とにかく全員がね。ただ、『本当にできるのか?』と疑心暗鬼な部分があった。だから、最終的にどうなっていたかは分からない」

 結局、ヒートは複数の駒を放出してカーメロ獲得するのではなく、ボッシュとのFA契約のみを選択。カーメロがレブロンやウェイドらと共闘する可能性は潰えた。
 
 カーメロはその後、11年2月にニューヨーク・ニックスへ電撃トレードとなったが、アマレ・スタッダマイアーとの強力デュオは、13年のカンファレンス準決勝が最高位。現在に至るまで、同期のレブロン(4回)、ウェイド(3回)、ボッシュ(2回)がリーグタイトルを獲得しているのに対し、カーメロだけ優勝経験がない。

 今季ブレイザーズと再契約した理由について、「ポートランドがいかに快適かは分かっていた。所属2年目だし、準備はできている」と語ったカーメロ。スーパーサブの役割を受け入れ、30試合(うち先発3試合)で平均13.4点、3.5リバウンド、1.3アシストとカンファレンス5位(18勝13敗)につけるチームを陰で支えている。今年5月で37歳を迎えるなか、悲願のチャンピオンシップに手が届くだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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