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NBA

ウィザーズがセルティックスに痛恨の逆転負け……八村も今季最少2得点と精彩を欠く〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.01

八村は今季最少の2得点と、オフェンスで精彩を欠いた。(C)Getty Images

八村は今季最少の2得点と、オフェンスで精彩を欠いた。(C)Getty Images

 2月28日(日本時間3月1日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズは敵地TDガーデンに乗り込み、ボストン・セルティックスとの一戦を迎えた。

 2連戦の2日目となったウィザーズは、前の試合と同じくラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、ギャリソン・マシューズ、八村塁、モリッツ・ヴァグナーの5人がスターターとして出場。対するセルティックスはケンバ・ウォーカー、ジャボンテ・グリーン、ジェイソン・テイタム、トリスタン・トンプソン、ダニエル・タイスが先発。オールスターに初選出されたジェイレン・ブラウンは、左ヒザ痛のため欠場となった。

 八村のマッチアップ相手は、屈強な肉体を武器にペイントエリアで強さを発揮するベテランのトンプソン。序盤にはスイッチでマークを剥がし、タイスとの1対1でペイントエリアへ侵入するも、ショットまで持ち込めずにパスアウトしてしまう。

 チームも2連戦の疲れが原因なのか、パスの出し手と受け手の連携がとれず、序盤にターンオーバーを連発。さらにはタイスの見事なカットに誘導され、ウエストブルックと八村が誘い出されたことでウォーカーにオープンスリーを許すなど、低調な立ち上がりとなった。
 
 そんななか、この日も好調のビールは前半だけで24得点を奪取。ダービス・ベルターンスも15得点と続き、55-60と食らいつきながら試合を折り返す。八村は前半残り約7分、対峙したテイタムに1対1から豪快なドライビングダンクを許すも、その直後のポゼッションでペイントエリアからフェイダウェイジャンパーを決めてこの日初得点をマーク。だがディフェンシブ・リバウンドを奪い自ら持ち込んで放った左レイアップは惜しくも外れ、最初の24分間はわずか2得点に終わる。

 迎えた後半。八村はトンプソン相手にジャブステップでタイミングを計り、ロングレンジジャンパーを放つもミス。さらにその後のレイアップ、左ウイングからの3ポイントも立て続けに落としてしまう。この日の八村のショットはリングにこそ届いたものの、ジャンパーはいずれも右側に当たってしまい、後半はネットを射抜くことができず。ディフェンスで何度か相手のショットをストップしたが、オフェンスでは珍しくダブルドリブルをコールされるなど精彩を欠いた。
 
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