NBA

ウィザーズは後半戦初戦を勝利で飾れず…八村塁の“大台”達成は次戦にお預け〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.11

シーズン後半戦の初戦に臨んだウィザーズの八村。11得点をあげたが、チームは勝利まで一歩及ばなかった。(C)Getty Images

 3月10日(日本時間11日、日付は以下同)、NBAはレギュラーシーズン後半戦がスタート。ワシントン・ウィザーズは敵地フェデックス・フォーラムでメンフィス・グリズリーズ戦に挑んだ。

 ウィザーズは前半戦最後の11試合と同様、ラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、ギャリソン・マシューズ、八村塁、モリッツ・ヴァグナーの先発ラインナップ。対するグリズリーズはジャ・モラント、ディロン・ブルックス、デズモンド・ベイン、カイル・アンダーソン、ヨナス・ヴァランチュナスがスターターに名を連ねた。

 技巧派のアンダーソンと主にマッチアップした八村は開始11秒、ペイントエリアからキャッチ&シュートを沈めて先取点を奪う好スタートを切る。ところが、その後はベインにリング下のショットを阻まれ、レイアップをヴァランチュナスにブロックされてしまう。
 
 続く第2クォーター、リング下でファウルをもらってフリースロー2本を沈めると、トップ・オブ・ザ・キー付近から3試合連続となる3ポイントを成功。中盤にもフリースローを獲得して2本とも決め切った。

 だがその後は得意のプルアップジャンパーやレイアップをミスしてしまい、9得点、4リバウンドで前半を終える。ウィザーズはグリズリーズが仕掛けるペイントエリアの攻防戦に対処し切れず、62-67の5点ビハインドで試合を折り返した。

 第3クォーターに入ると、ウィザーズはビールのショット、マシューズとヴァグナーのフリースローで差を縮め、残り7分26秒にウエストブルックのジャンパーが決まって逆転に成功。その後は互いにリードが入れ替わるシーソーゲームの様相を呈した。

 しかしながら、この日はグリズリーズのエナジーに軍配が上がった。同クォーター終盤に9点差をつけると、第4クォーター中盤からは点差を2桁に広げ、逃げ切り勝ち。最終スコア127-112で、3月2日に続いて今季ウィザーズ戦2連勝を飾った。
 
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グリズリーズのビッグマンに苦しめられたウィザーズ