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NBA

「オールラウンダーになりたい」NBAで82試合を戦った八村塁がさらなる躍進に意気込み〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.23

ネッツ戦で通常のレギュラーシーズンに相当する82試合目の出場を果たした八村。23歳のフォワードはキャリア平均13.5点、6.0リバウンド、1.7アシストをマークしている。(C)Getty Images

ネッツ戦で通常のレギュラーシーズンに相当する82試合目の出場を果たした八村。23歳のフォワードはキャリア平均13.5点、6.0リバウンド、1.7アシストをマークしている。(C)Getty Images

 3月21日(日本時間22日、日付は以下同)のブルックリン・ネッツ戦に106-113で敗れたワシントン・ウィザーズは、本日チーム練習を行なった。その練習後、八村塁が現状について語った。

 ネッツ戦で八村は今季最多となる40分13秒コートに立ち、20得点、10リバウンドのダブルダブル。フィールドゴール81.8%(9/11)、3ポイント100.0%(2/2)と高確率でショットを沈めて5試合連続の2桁得点をマークした。

「出だしからいい勢いというか、アグレッシブに行けて、ディフェンスでもオフェンスでも積極的に行けたんじゃないかなと思っていて。そこはチームとしても必要とされているところなので、ずっと続けていきたいなと思います」

 ネッツ戦についてそう振り返った八村だが、昨日のゲームは彼にとってNBA82試合目。デビューから通常のレギュラーシーズンに相当する試合数をこなしたことになる。

 ルーキーイヤーの昨季は鼠径部を痛めて約1か月半の戦線離脱、昨年3月には新型コロナウイルスの感染拡大を防止すべく、NBAはシーズン中断を断行したため、48試合の出場に。そして2年目の今季は流行性角結膜炎で出遅れ、今年1月中旬には安全衛生プロトコルによって再び離脱と、様々なことを経験してきた。
 
 そのため、八村が「2、3回くらいシーズンをやっているように感じるんですけど」と言うのも頷ける。ただ、82試合を終えたことで「僕もこれからどんどん次のステップに行きたいなと思います。今までの経験というのもすごいためになっていますし、自分としてもチームとしても、どんどん前に行けたらいいなと思います」と意気込む。

 そんな八村に対して、スコット・ブルックス・ヘッドコーチは「何よりも、毎日向上することが大事。1日たりとも気を抜いてはいけない。彼はまだ、成長している若手だからね。これでちょうど82試合に出場したが、まだ若い。しっかりとした結果を残しているけど、成長の余地はたくさんある」と口にすると、日本の至宝へ「彼は努力家だから、その期待に応えてくれるだろう。彼のキャリアはまだまだこれから。今後、何年も活躍していくだろう」と期待を寄せた。
 
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