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「集中力もエナジーもなかった」ウィザーズがニックスに大敗。八村塁は6試合連続2桁得点も後半に失速〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.24

前半で9得点をあげた八村だが、後半は2得点と失速。ディフェンスではニックスのエース、ランドルに37得点を許した。(C)Getty Images

 3月23日(日本時間24日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズは敵地マディソンスクエア・ガーデンでニューヨーク・ニックスとの一戦に臨んだ。

 ウィザーズはラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビール、ギャリソン・マシューズ、八村塁、アレックス・レン、ニックスはエルフリッド・ペイトン、RJ・バレット、レジー・ブロック、ジュリアス・ランドル、ナーレンズ・ノエルがスターターとしてコートに立った。

 第1クォーター中盤までリードを奪っていたウィザーズだが、ニックスのランドルのジャンパー、ブロックの2連続3ポイントで逆転され、第2クォーターにはベンチ陣に活躍を許し2桁リードを奪われる。

 49-69とウィザーズ20点ビハインドで迎えた第3クォーター。ニックスのランドルとバレットによる猛チャージを受け、中盤にはこの試合最大となる31点差をつけられるなど113-131で大敗した。

 ウィザーズは相手エース、ランドルのペイントアタックを警戒していたものの、この日は3ポイント70.0%(7/10)とアウトサイドショットが大当たり。今年初のオールスターに選ばれた26歳は37得点、7リバウンドとアンストッパブルだった。
 
 敗れたウィザーズではビールが22得点、ウエストブルックが14得点、12アシスト、デニ・アブディヤが14得点、モリッツ・ヴァグナーが11得点を残すも、ペイントエリアを囲い込む相手ディフェンスの前に、ウエストブルックやビールもショットまで持ち込むのに苦しんだ。

 八村は第1クォーター序盤に右ウイングから3ポイントを決めると、その後もロングレンジジャンパー、ウエストブルックのアシストでリング下のイージーショットとアリウープを成功。だが後半は第3クォーター中盤のプルアップジャンパーを最後に、得点をあげられなかった。

 試合を通して、八村はチーム最多の34分10秒の出場で11得点、7リバウンド、1アシスト。6試合連続で2桁得点を残したものの、フィールドゴール38.5%(5/13)、3ポイント33.3%(1/3)、フリースローはゼロと内容はいまひとつだった。
 
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