ポートランド・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーはNBA史に名を刻むスコアラーだ。18年のキャリアで得点王1回、オールスター出場10回、オールNBAチーム選出6回など輝かしい実績を残し、スーパースターの地位を不動のものとしてきた。
今季はアキーム・オラジュワンやオスカー・ロバートソンといった往年の名選手を抜き去り、通算得点で歴代11位(2万7086得点/現地3月31日現在)に浮上。ジャブステップからのフェイダウェイジャンパーは、“シグネチャームーブ”として芸術の域に達している。
一方で、同じ2003年ドラフト組のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、クリス・ボッシュ、ドゥエイン・ウェイドらが複数回のチャンピオンシップを獲得したのに対し、優勝とは無縁。高いオフェンス力の反面、ディフェンスの貢献度不足を指摘され、たびたび非難の的になってきた。
2014年からニューヨーク・ニックスの球団社長を3年間務めたフィル・ジャクソンは今回、2011年2月~17年9月まで故郷のニックスでプレーしたカーメロについて、ポッドキャスト番組『The Curious Reader』で厳しい言葉を残した。
「カーメロはリーダーになりたかったのだろう。でも彼はプレーヤーとして、リーダーになる方法を完璧には理解していなかった。そして、彼の個性の強さは、チームの指揮を任されたコーチたちを怯えさせていたと思う。選手とコーチの間にあるべき規律が存在していなかった。私は自分の信念を伝えようとしたが、物事をどのように進めるかを指示するうえで、効率的な現場とは程遠い状況だった」
シカゴ・ブルズで“神様”マイケル・ジョーダン、レイカーズでコビー・ブライアントというカリスマを指導した名将ジャクソンだが、在任期間にニックスは1度もプレーオフに進出できず。エースのカーメロが退団濃厚とされていたなかで、2017年6月にジャクソンが先に退団する結果となった。
今季はアキーム・オラジュワンやオスカー・ロバートソンといった往年の名選手を抜き去り、通算得点で歴代11位(2万7086得点/現地3月31日現在)に浮上。ジャブステップからのフェイダウェイジャンパーは、“シグネチャームーブ”として芸術の域に達している。
一方で、同じ2003年ドラフト組のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、クリス・ボッシュ、ドゥエイン・ウェイドらが複数回のチャンピオンシップを獲得したのに対し、優勝とは無縁。高いオフェンス力の反面、ディフェンスの貢献度不足を指摘され、たびたび非難の的になってきた。
2014年からニューヨーク・ニックスの球団社長を3年間務めたフィル・ジャクソンは今回、2011年2月~17年9月まで故郷のニックスでプレーしたカーメロについて、ポッドキャスト番組『The Curious Reader』で厳しい言葉を残した。
「カーメロはリーダーになりたかったのだろう。でも彼はプレーヤーとして、リーダーになる方法を完璧には理解していなかった。そして、彼の個性の強さは、チームの指揮を任されたコーチたちを怯えさせていたと思う。選手とコーチの間にあるべき規律が存在していなかった。私は自分の信念を伝えようとしたが、物事をどのように進めるかを指示するうえで、効率的な現場とは程遠い状況だった」
シカゴ・ブルズで“神様”マイケル・ジョーダン、レイカーズでコビー・ブライアントというカリスマを指導した名将ジャクソンだが、在任期間にニックスは1度もプレーオフに進出できず。エースのカーメロが退団濃厚とされていたなかで、2017年6月にジャクソンが先に退団する結果となった。