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NBA

ビール&八村が欠場のウィザーズ、今季最少得点で3連敗…次戦、渡邊雄太との“日本人対決”実現に暗雲も<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.04.04

エースのビール(左)と八村(右)が欠場したウィザーズは、今季最少得点でマブズに敗れた。(C)Getty Images

エースのビール(左)と八村(右)が欠場したウィザーズは、今季最少得点でマブズに敗れた。(C)Getty Images

 4月3日(日本時間4日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズはダラス・マーベリックスと対戦し、87-109で敗戦。八村塁は右肩の張りにより、1月27日以来の欠場となった。

「我々はショットが決まらなかった。リムへ行くことができず、レイアップも十分に決め切れなかった」と、スコット・ブルックス・ヘッドコーチはこの試合を振り返った。

 この日はブラッドリー・ビールが右股関節の打撲のため4試合連続の欠場。1日のデトロイト・ピストンズ戦で右肩にテーピングを巻いてプレーしていた八村と合わせて、得点源2人の離脱が響いた。

 ウィザーズはラッセル・ウエストブルックが26得点、14リバウンド、5アシストと奮闘。ベンチスタートのロビン・ロペスが18得点、ハウル・ネトが16得点と続いたものの、チーム全体で3ポイント成功率20%(5/25)と不発に。8試合ぶりに復帰し、八村の代わりに先発したダービス・ベルターンスは11得点、2月12日以来の出場となったベテランのイシュ・スミスは5得点、2アシスト。後半はチーム全体でわずか40得点に終わり、今季最少得点と沈黙した。
 
 対してウエスタン・カンファレンス7位(27勝21敗)のマブズは、26得点、8リバウンド、6アシストをあげたルカ・ドンチッチを筆頭に6人が2桁得点。バランスのいい攻撃を展開し、4連勝を飾った。

 3連敗となったウィザーズは、現在17勝31敗でイースタン・カンファレンス12位。次戦からは5日のトロント・ラプターズ戦を皮切りにアウェー6連戦が組まれている。11位のラプターズと、7日に戦う13位のオーランド・マジックは是が非でも勝利したい相手だが、ビールと八村が不在となると、雲行きが怪しくなってくる。

 マブズ戦前のウォーミングアップに参加していたビールは、早ければラプターズ戦で復帰できる可能性があるものの、八村の復帰時期については「1試合なのか、5試合の欠場になるのか分からない」と指揮官は話しており、数試合を欠場することになるかもしれない。

 特にラプターズ戦は、2月10日に実現しなかった渡邊雄太との“今季初の日本人対決”が期待されるだけに、八村のコンディションが気になるところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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