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NBA

ウエストブルックと八村塁がビールの穴を埋める大車輪の活躍。ウィザーズがペイサーズを撃破し2連勝!〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.30

八村はキャリア最多の24本のシュートを放ち12本を成功。今季7度目の20点オーバーとなる26得点を叩き出した。(C)Getty Images

八村はキャリア最多の24本のシュートを放ち12本を成功。今季7度目の20点オーバーとなる26得点を叩き出した。(C)Getty Images

 3月29日(日本時間30日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタルワン・アリーナでインディアナ・ペイサーズとの一戦に臨んだ。

 前日終了時点でウィザーズはイースタン・カンファレンス13位の16勝28敗(勝率36.4%)。プレーオフを目指すために、9位のペイサーズ(21勝23敗/勝率47.7%)は何としてでも叩いておきたい相手だった。

 だがウィザーズは、ダービス・ベルターンス(ふくらはぎの負傷)に加えて、リーグトップの平均31.3点を記録するブラッドリー・ビールも右股関節の打撲により欠場と、苦しい状況にあった。

 それでも、この日はラッセル・ウエストブルックがウィザーズのフランチャイズ史上単独トップとなる16度目&35得点、20アシスト以上のトリプルダブル(35得点、14リバウンド、21アシスト)をマークし、ウィザーズが132-124で難敵ペイサーズを撃破した。

 第1クォーターから何度もリードが入れ替わるシーソーゲームが続くなか、ウィザーズは第4クォーター残り5分47秒に6点ビハインドを背負うも、タイムアウト明けにデニ・アブディヤの3ポイント、ウエストブルックのジャンパー、ファーストブレイクから八村塁のダンクが決まって逆転。
 
 その後ペイサーズが1ポゼッション差まで詰め寄るも、ウエストブルックが長距離砲をお見舞いするなどリードを守り切り、ウィザーズは約1か月ぶりの2連勝を飾った。

 ウエストブルックは通算162回目のトリプルダブル、オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか/181回)を超えてNBA史上トップに躍り出るまであと20回とした。

 今季中に超えることができるかと聞かれると、「どうだろうね。俺は今、プレーオフへと進むべくプレーしている」と明言を避けたが、今季は38試合で16度も達成しており、プレータイムが伸びていけば、ロバートソンを上回ることも不可能ではないだろう。

 また、ウィザーズの2連勝の背景には八村の活躍があったことも見逃せない。試合前の選手紹介で“ジャパニーズ・ジャンプマン”として八村は最後に名前を呼ばれた23歳は、36分24秒の出場で26得点、8リバウンド、3アシストの活躍を見せた。

 序盤こそ2本連続でショットをミスしたものの、第1クォーター残り9分にファーストブレイクからダンクを叩き込むと、トランジションからステップバックジャンパー、フェイダウェイジャンパー、フリースロー2本を成功。第2クォーターでも3本のダンクを炸裂させ、前半をチームトップの14得点で終える。
 
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