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「いい感じでリズムに乗れた」復帰2戦目で22得点の八村塁が手応え。カリーとの初対戦は「嬉しかった」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.04.10

復帰初戦では9得点に終わった八村だが、本日のウォリアーズ戦ではチームトップの22得点をマークした。(C)Getty Images

 ワシントン・ウィザーズは4月9日(日本時間10日)、サンフランシスコのチェイス・センターでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦。第4クォーター終盤に逆転を許したものの、残り6.1秒にブラッドリー・ビールが4ポイントプレーを成功させ、110-107で勝利を収めた。

 この試合、ウィザーズは3ポイント成功率が26.7%(5/19)、ターンオーバーもラッセル・ウエストブルックとビールがそれぞれ6本、チーム全体で18本を犯すなど決して褒められた内容ではなかったが、敵地で勝利したことは大きい。

 ゲーム後、八村塁は「出だしは良い感じに入ったんですけど、第2クォーターにディフェンスとオフェンスのミスで点差を縮められた」と反省。そのなかでチーム最多の22得点をマークしたことについては、「どの試合もブラッド(ビール)にダブルチームが来ているので、ほかの4選手がオープンスポットにどんどん入っていくことが大事。今日はフリースロー付近にオープンスポットあったのでそこを積極的に狙っていきました」と振り返った。

 また、本日はスーパースターのステフィン・カリーとキャリア初対戦。終盤にレイアップを決められる場面もあったが、「彼はリーグでもトップに並ぶプレーヤーの1人。そういう選手と対戦できることは面白いことですし、嬉しいです」と元MVPとのマッチアップを楽しんだようだ。
 
 右肩(肩の張りで2試合を欠場)の状態については、「大丈夫です。試合に出られない間にリハビリもしっかりできて、最初の試合(オーランド・マジック戦)は調子が上がらなかったですけど、今日はいい感じでリズムに乗ることができた」と力強く語った。

 クラッチタイムで輝きを放ったのはエースのビールだったが、八村は第1クォーターに13得点をあげる活躍でスタートダッシュの立役者に。さらに勝負の第4クォーターにも2本のジャンパーを沈めるなど、オフェンスを上手くつないでいた。

 現在ウィザーズは19勝32敗でイースタン・カンファレンス12位タイ。8位のニューヨーク・ニックスには6ゲーム差をつけられているが、今季はカンファレンスの勝率が7~10位までのチームがプレーイン・トーナメントの参加対象で、10位のシカゴ・ブルズとは3ゲーム差となっている。

 ウィザーズ3年ぶりのプレーオフ進出に向け、背番号8のさらなるブレイクに期待したい。

構成●ダンクシュート編集部

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