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「彼の一貫性は群を抜く」「伝説的」ウィザーズを浮上に導くウエストブルックへ“レジェンドダンカー”と“ご意見番”が賛辞<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.04.30

トリプルダブルを連発するウエストブルックに対し、2人の元NBAプレーヤーが改めて賛辞を送った。(C)Getty Images

トリプルダブルを連発するウエストブルックに対し、2人の元NBAプレーヤーが改めて賛辞を送った。(C)Getty Images

 今季、記録ずくめのシーズンを過ごしているワシントン・ウィザーズのラッセル・ウエストブルック。この稀代の“トリプルダブル・マシン“に対して、レジェンドのヴィンス・カーターと、ご意見番のケンドリック・パーキンスが賛辞を送っている。

 2008年のドラフト全体4位指名でオクラホマシティ・サンダーに入団したウエストブルックは、ケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)との強力デュオで台頭。2014-15シーズン(28.1点)と16-17シーズン(31.6点)に得点王、17-18シーズンからは2年連続でアシスト王に輝いているが、その特徴は他の追随を許さないオールラウンダーぶりだ。

 2017~19年に史上初となる3年連続でシーズン平均トリプルダブルを成し遂げたのは周知の事実だが、ヒューストン・ロケッツからトレードで加入した今季の活躍も目覚ましい。62試合消化時点で55試合に出場し、平均21.7点、11.2リバウンド、11.0アシストをマーク。4月は月間トリプルダブル数で偉人ウィルト・チェンバレン(1968年3月/11回)を抜いてNBA記録を樹立し、シーズンのトリプルダブル数30回は2位のニコラ・ヨキッチ(15回/デンバー・ナゲッツ)を大きく突き放している。また、通算トリプルダブル数でも176回(うち132試合で勝利)と、歴代トップの名手オスカー・ロバートソンまであと5回に迫る。
 
 ウエストブルックは22得点、13リバウンド、14アシストを記録しながら、オーバータイムの末に敗れた4月26日(日本時間27日)のサンアントニオ・スパーズ戦後、会見でトリプルダブルについてコメント。「俺がやっていると簡単そうに見えるのかもしれないけど、全然簡単じゃない。正直、俺のような選手はほかにいないと思っている。これが当たり前のことだと思われているなら残念だ」とプライドを覗かせた。

 現役時代に華麗なダンクで一世を風靡し、NBAキャリア22年間で通算2万5728得点を記録したヴィンス・カーターは、『ESPN』の番組“The Jump”で「あなたはラスのコメントに全面的に賛成?」と尋ねられると、自身の見解を述べた。

「もちろんイエスだ。私のスタッツ(通算トリプルダブル回数)は5回だからね(笑)。彼(ウエストブルック)なら1週間で達成だ(笑)。トリプルダブルを記録する選手は数多くいるが、彼の一貫性は群を抜いている。彼は勝利を欲しているが、まだ十分には勝てていない。ただ、どれだけチームに貢献しているか、ゲームにどれだけ影響をもたらしているか、疑いの余地はない。彼はこれを毎晩やってのけているんだ。得点だけ、リバウンドだけ、アシストだけできる選手はたくさんいる。それを3部門同時にやれるのがラッセル・ウエストブルックだ」
 
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