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「自分はNBAトップ5のPG」昨季新人王モラントが大胆発言。今季のプレーオフ出場に意気込みも<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.05.08

2年目にしてグリズリーズのエースを務めるモラント。自身が「リーグトップ5のPGだ」と豪語した。(C)Getty Images

 4年ぶりのプレーオフ進出を目指し、現在ウエスタン・カンファレンス9位(33勝33敗)につけるメンフィス・グリズリーズ。そのチームで2年目にしてエースを担うジャ・モラントは、自身を"リーグトップ5のポイントガード(PG)"に位置付けたうえで、ポストシーズン進出に意欲を覗かせている。

 モラントは2019年のドラフトで、ザイオン・ウィリアムソン(ニューオリンズ・ペリカンズ)に次ぐ全体2位指名を受けてNBA入り。1年目はコロナ禍によるシーズンの一時中断など特殊な状況のなか、67試合に出場して平均17.8点、3.9リバウンド、7.3アシストを記録して新人王に輝いた。

 21歳の若き司令塔は、2年目の今季も58試合に出場してチームトップの平均19.4点、7.3アシストの活躍でチームを牽引。先日『TNT』の番組に出演した際には、殿堂入り選手で現在は解説者を務めるシャキール・オニールから「自分自身をどのように評価している?」と聞かれると、「シンプルなことだ」と即答した。

「NBAでトップ5のPGであることは間違いないと思っている。ただそれだけさ」

 現在のリーグには、平均31.6点で得点レースを牽引するステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)を筆頭に、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、クリス・ポール(フェニックス・サンズ)、ラッセル・ウエストブルック(ワシントン・ウィザーズ)、カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)ら名立たるスターPGが揃うが、自身は現時点ですでにトップ5に入っていると豪語したのだ。
 
 強心臓で、怖いもの知らずの言動はモラントの魅力のひとつだが、トップ5の評価を周囲に認めさせるためには、やはりチームを勝たせることが重要なポイントになる。昨季はレギュラーシーズンをカンファレンス9位で終え、ブレイザーズとのプレーイン・トーナメントに臨んだが、一歩及ばず涙を呑んだ。まだ見ぬプレーオフの舞台に向けて、モラントは『スポーツ・イラストレテッド』で意気込みを語っている。

「失敗を恐れるなんてあり得ない。僕は常にチャンスを掴んできたし、たとえ結果がどうであれ、それは自分がコート内外でより良い人間になる助けになってきた。失敗するたびに何かを学んできたと感じているが、それはすべて勝利に変わるんだ。前回(昨年)のプレーイン・トーナメントから今に至るまでの間、チームとして成長したと思う。残りの試合でやるべきことがまだある。僕たちはさらにいいチームになるだろう」

 次代のNBAを背負うモラントは、過去7年連続でプレーオフに進出した強き時代のグリズリーズを甦らせることができるのか。それが達成された時には、誰もが認めるリーグトップクラスのPGと評されるようになるだろう。

構成●ダンクシュート編集部
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