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ルーキーの“将来性”を現地識者がランク付け!トップに推されたラメロの改善点とは?【ルーキーポテンシャルランキングPart1】<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.05.11

識者両名からトップに据えられたボール(左)。エドワーズ(右上)とハリバートン(右下)は2、3位にランクされた。(C)Getty Images

 2020年ドラフトで指名されたルーキーたちのなかで、最も将来性があるのはどの選手なのか?2020-21シーズンも佳境に差し掛かるなか、『ESPN』でNBAドラフトに関するアナリストを務め、『DraftExpress』にも寄稿するマイク・シュミッツ記者と、同じく『ESPN』のライターであるケビン・ペルトン記者が、今季の新人たち"スターポテンシャル"を査定した。

 まず、両氏が選定したルーキーの"スターポテンシャルランキング"は以下の通り。(チーム名はフランチャイズ部分省略)

▶シュミッツ記者
1位 ラメロ・ボール(ホーネッツ)
2位 アンソニー・エドワーズ(ウルブズ)
3位 タイリース・ハリバートン(キングス)
4位 パトリック・ウィリアムズ(ブルズ)
5位 デニ・アブディヤ(ウィザーズ)
6位 アイザック・オコロ(キャバリアーズ)
7位 サディーク・ベイ(ピストンズ)
8位 オニエカ・オコング(ホークス)
9位 ジェームズ・ワイズマン(ウォリアーズ)
10位 アイザイア・スチュワート(ピストンズ)
 
▶ペルトン記者
1位 ラメロ・ボール(ホーネッツ)
2位 タイリース・ハリバートン(キングス)
3位 アンソニー・エドワーズ(ウルブズ)
4位 サディーク・ベイ(ピストンズ)
5位 イマニュエル・クイックリー(ニックス)
6位 デビン・ヴァッセル(スパーズ)
7位 アイザイア・スチュワート(ピストンズ)
8位 デズモンド・ベイン(グリズリーズ)
9位 チュマ・オキキ(マジック)
10位 オニエカ・オコング(ホークス)

 両氏とも1位に挙げたのが、今季の新人王筆頭候補のボール。ただ、このディベートではボールが優れた才能を持っているのは大前提とした上で、"その能力をさらなる高みへと押し上げるにはどこを改善すべきか"という点に重きが置かれた。シュミッツ記者が最優先課題として挙げたのが「リング周りでのフィニッシュ力」だ。

「ペイント内で力強さがなく、無意味に左手を使ったり、ファウルを避けようとして多くの得点機会を失っている。エリートディフェンダーを相手に高確率で得点する能力は、まだ安定して見られない。パス能力が彼の強みであることは言うまでもないが、この部分を改善できるかが、彼がルカ・ドンチッチ(マーベリックス)やザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ)、ジェイソン・テイタム(セルティックス)といった若手スターと肩を並べ、プレーオフチームのベストプレーヤーとなれるかのカギとなるだろう。彼が試合終盤にチームの得点源となるには、アウトサイドのプレーに磨きをかけつつ、ドライブの威力も高める必要がある」
 
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シュミッツ記者が挙げたボールのもうひとつの重要な課題