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「時が来た」レブロン&デイビス擁するレイカーズが連覇に向けて始動!ウォリアーズ戦へ闘志「最重要人物は分かってる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.05.19

レブロン&デイビスの名コンビ擁するレイカーズは、8位のウォリアーズに勝利して第7シードの座を守れるか。(C)Getty Images

「俺たちは誰が相手の最重要人物なのか分かっている。ステフだ。俺たちはベストを尽くして彼を抑え込まなきゃならない。これはガード陣によるプレッシャーだけじゃなく、チームとしてやるべきことなんだ。彼には常に目を光らせて、毎回集中して抑え込むようにしなきゃいけない」

 ロサンゼルス・レイカーズのアンソニー・デイビスは、5月18日(日本時間19日、日付は以下同)に行なわれたチーム練習後にそう語り、翌19日に開催されるゴールデンステイト・ウォリアーズとのプレーイントーナメントに向けて気合いを入れた。

 ステフとはもちろん、ステフィン・カリーを指す。今季のレイカーズはリーグトップの平均32.0点を残したカリーを平均23.0点にフィールドゴール42.3%、3ポイント34.6%に抑えており、チームもウォリアーズとの直接対決で2勝1敗と勝ち越している。

 ガードのデニス・シュルーダーも「彼は史上最高のシューター」とカリーを警戒したうえで、「どんなショットでも、たとえハーフコートからであろうと、彼にとってはいいショットになってしまう。だから俺たちはできるだけハードに守って打たせるようにして、スリーを制限していく」と話した。
 
 レブロン・ジェームズとデイビスというリーグ最強タッグがケガで長期離脱した影響を受け、昨季のウエスタン・カンファレンス1位(52勝19敗/勝率73.2%)から7位(42勝30敗/58.3%)まで転落した今季のレイカーズ。予想外の順位でシーズンを終えたものの、ディフェンシブ・レーティングではリーグトップの106.8を記録した。

 カリーと最もマッチアップしたケンテイビアス・コールドウェル・ポープは、フィールドゴール25.0%(1/4)の計6得点にシャットアウトしており、3ポイントしか打たせていない。続くシュルーダーもフィールドゴール0.0%(0/3)でフリースローの3得点しか許しておらず、彼らを駆使して抑え込むことが勝利へのポイントとなる。

 もちろん、ウエスト8位のウォリアーズ(39勝33敗/54.2%)を指揮するスティーブ・カー・ヘッドコーチ(HC)も、そのことは想定内だ。

「我々は、相手がステフを抑えるためにあらゆることを講じてくると予想している。我々はこれまでさまざまな対策を目にしてきたし、それはステフも同じ。おそらくドレイモンド(グリーン)が鍵になってくるだろうね。彼のスクリーンとドリブルのハンドオフといった動きが(カリーを活かす)答えになると思う。きっと面白いことになるさ」
 
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レイカーズにとってウォリアーズ戦は“マストウィンゲーム”