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NBA

“問題児”アービングを殿堂入りOBが大絶賛「四半世紀に1人の逸材」「歴代トップ5のPG」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.05.31

レジェンドOBのクージーは、アービングを「歴代トップ5のPG」と大絶賛した。(C)Getty Images

レジェンドOBのクージーは、アービングを「歴代トップ5のPG」と大絶賛した。(C)Getty Images

 名門デューク大を経て、2011年のドラフト1位指名でクリーブランド・キャバリアーズに入団したカイリー・アービングは、これまで新人王、オールスターMVP、オールスター出場7回、リーグ優勝1回、五輪金メダル獲得と、数々の栄光を手にしてきた現代屈指のスター選手だ。歯に衣着せぬ物言いやメディア対応のボイコットなど素行が問題視される一方、クロスオーバードリブルやトリッキーなパス、サーカスショットなどのボールハンドリングはまさに変幻自在で、そのテクニックは歴代屈指とも目されている。

 レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)と共闘したキャブズ時代の2015-16シーズンには、ファイナル第7戦の第4クォーター終盤に決勝3ポイントを沈めてヒーローに。ブルックリン・ネッツ所属2年目の今季は、強力“ビッグ3”を形成したケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデンがケガで長期離脱するなか、チームトップタイの平均26.9点、6.0アシスト、フィールドゴール成功率50.6%、3ポイント成功率40.2%、フリースロー成功率92.2%の成績を残し、イースタン・カンファレンスの第2シード獲得に大きく貢献した。
 
 そんなアービングを、往年の名司令塔も歴代トップ5のポイントガード(PG)だと太鼓判を押している。1950年代、バック・ザ・ビハインド・パスやノールックパスなど敵を幻惑するボールさばきを見せ、8年連続アシスト王、1956-57シーズンにはMVPにも輝いた殿堂入り選手のボブ・クージーは、アービングがセルティックスに在籍していた時期にフランチャイズOBとして対談した機会があった。その際に「私も(君と同じ)魅せるタイプの選手だった。私のためにチャンピオンバナーをホーム(TDガーデン)に持ち帰ってきてほしい」と“後輩”にメッセージを送っている。

 しかしセルティックスで優勝は叶わず、アービングは2019年7月に4年総額1億4100万ドル(約155億円)でネッツへ移籍。しかしクージーは『ニューヨーク・ポスト』で、依然としてアービングを高く評価していることを明かしている。
 
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