ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは、これまで新人王、オールスターMVP、オールスター出場7回、リーグ優勝1回、五輪金メダル獲得と数々の栄光を手にしてきた現代屈指のスター選手だ。
1992年3月にオーストラリアのメルボルンで生まれ、2歳の時にアメリカに戻って以降、ニュージャージーやニューヨークで腕を磨き、名門デューク大を経て、NBAの世界に飛び込んだ男は今や、「史上最も技術の高い選手」と称される。ただ、現役時代、攻撃的ポイントガードとして鳴らした“エージェント・ゼロ”ことギルバート・アリナスは、1970年代に活躍した名司令塔のほうがスキルは高いと見解を述べている。
2011年のドラフト1巡目1位でNBA入りしたアービングも、今季で10年目。強力ビッグ3を組むケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデンに長期離脱があったなかで、52試合に出場してリーグ8位の平均27.2点、6.2アシスト、シュート成功率50.2%を記録し、カンファレンス2位につけるチームを牽引している。
スティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチは、自身と同じ1996年ドラフト組で、殿堂入り選手でもあるアレン・アイバーソンを引き合いに、「アレンは特別な存在だった。でも、スキルではカイリーのほうが上だと思う」と語ったほどだ。
しかし、2001~12年にNBAでプレーし、スコアリングガードとして活躍したアリナスは、ポッドキャスト「The No Chill Podcast」で“ピストル”の異名を取ったピート・マラビッチに勝るものはいないと独自見解を述べた。
「カイリー(アービング)はドリブルと創造力が武器だ。マラビッチはパスでゲームを作るが、今まで彼のパスを真似できた人間はない。創造性は考慮せず、ただ感覚でプレーしていた」
マラビッチは1970年にNBAキャリアをスタートさせ、アトランタ・ホークス、ニューオリンズ・ジャズ(現ユタ・ジャズ)、ボストン・セルティックスでプレー。76-77シーズンに得点王(平均31.1点)を獲得しただけでなく、サーカスショットやトリッキーなパスを武器にコート上で華麗なショーを繰り広げた。80年に現役を引退し、88年に心臓発作により享年40でこの世を去り、悲劇のスターとして人々の記憶に刻まれている。
1992年3月にオーストラリアのメルボルンで生まれ、2歳の時にアメリカに戻って以降、ニュージャージーやニューヨークで腕を磨き、名門デューク大を経て、NBAの世界に飛び込んだ男は今や、「史上最も技術の高い選手」と称される。ただ、現役時代、攻撃的ポイントガードとして鳴らした“エージェント・ゼロ”ことギルバート・アリナスは、1970年代に活躍した名司令塔のほうがスキルは高いと見解を述べている。
2011年のドラフト1巡目1位でNBA入りしたアービングも、今季で10年目。強力ビッグ3を組むケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデンに長期離脱があったなかで、52試合に出場してリーグ8位の平均27.2点、6.2アシスト、シュート成功率50.2%を記録し、カンファレンス2位につけるチームを牽引している。
スティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチは、自身と同じ1996年ドラフト組で、殿堂入り選手でもあるアレン・アイバーソンを引き合いに、「アレンは特別な存在だった。でも、スキルではカイリーのほうが上だと思う」と語ったほどだ。
しかし、2001~12年にNBAでプレーし、スコアリングガードとして活躍したアリナスは、ポッドキャスト「The No Chill Podcast」で“ピストル”の異名を取ったピート・マラビッチに勝るものはいないと独自見解を述べた。
「カイリー(アービング)はドリブルと創造力が武器だ。マラビッチはパスでゲームを作るが、今まで彼のパスを真似できた人間はない。創造性は考慮せず、ただ感覚でプレーしていた」
マラビッチは1970年にNBAキャリアをスタートさせ、アトランタ・ホークス、ニューオリンズ・ジャズ(現ユタ・ジャズ)、ボストン・セルティックスでプレー。76-77シーズンに得点王(平均31.1点)を獲得しただけでなく、サーカスショットやトリッキーなパスを武器にコート上で華麗なショーを繰り広げた。80年に現役を引退し、88年に心臓発作により享年40でこの世を去り、悲劇のスターとして人々の記憶に刻まれている。
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