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NBA

「いつもと違うやり方で臨む」ホークスを待ち受けるシクサーズの堅守。グリーンが語る“ヤング対策”とは<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.06.06

ヤング(左)の爆発的なオフェンスを、エンビード(中央)&シモンズ(右)擁するシクサーズはどう封じるのか。(C)Getty Images

ヤング(左)の爆発的なオフェンスを、エンビード(中央)&シモンズ(右)擁するシクサーズはどう封じるのか。(C)Getty Images

 6月5日(日本時間6日、日付は以下同)、イースタン・カンファレンスのセミファイナルが開幕し、ブルックリン・ネッツがミルウォーキー・バックスを115-107で下し先勝を飾った。

 ネッツは試合開始から約40秒、ジェームズ・ハーデンが右ハムストリングを痛めて離脱するアクシデントに見舞われるも、ケビン・デュラント(29得点、10リバウンド、2ブロック)とカイリー・アービング(25得点、8アシスト)の両エースが躍動。さらにジョー・ハリスが19得点、ブレイク・グリフィンが18得点、14リバウンドと続き、ホームでシリーズ1勝目をあげた。

 そして翌6日には、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとアトランタ・ホークスのシリーズ第1戦が行なわれる。ただ、シクサーズの大黒柱ジョエル・エンビードは、右ヒザに小さな外側半月板断裂が見つかったことでワシントン・ウィザーズとのシリーズ第5戦を欠場。ホークスとの第1戦も出場できるか微妙な状況だ。
 
 それでも、ホークスのネイト・マクミラン暫定ヘッドコーチ(HC)は「彼らはニューヨーク(ニックス)よりも大柄なんだ。フロアで戦えば、彼らはよりフィジカルになると見ている。それに長さもあるからね。ディフェンス面で相手は非常に優れており、フィジカルなディフェンダーも多く抱えている」と話しており、警戒心を緩めていない。

 そのホークスで鍵を握るのは、センターのクリント・カペラだろう。ニックスとのシリーズで平均10.0点、13.4リバウンド、2.2ブロックをマークしたビッグマンについて、指揮官は「彼はこのチームにおけるアンカーなんだ。ディフェンス面で、彼は我々が崩壊した時やペリメーターでミスをしてしまった時に、シーズンを通じて帳消しにしてくれた」と、絶大な信頼を寄せている。

 ニックスとのシリーズでは「彼らがフィジカルなのか、俺にはわからないね」と相手を挑発するなど注目を集めたカペラだが、コートでは自身の役割に徹しており、プレーオフでも貴重な働きを披露。「俺はただ自分の仕事に徹しているだけ。リング周りでミスを帳消しにして、ピック&ロールをセットし、リムに向かってハードにフィニッシュする。そしてディフェンスではヴォーカルリーダーになるんだ。皆には俺がリム周りにおける実力者だということを知ってもらいたいね。俺はその役割をずっとこなしてきたんだ」と、本人も自信を見せている。
 
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